平成111999)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

11−共研−2050

専門分類

7

研究課題名

疫学的研究における食物摂取状況の定量的把握方法に関する研究

フリガナ

代表者氏名

マツムラ ヤスヒロ

松村 康弘

ローマ字

Matsumura Yasuhiro

所属機関

厚生省国立健康・栄養研究所

所属部局

成人健康・栄養部

職  名

室長

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

大規模集団に適用可能な半定量食物摂取頻度調査票(FFQ)の開発を目的として、現在用いている
FFQの再現性・妥当性の検討および食品成分表に関する問題点の検討を行った。ベースライン食品頻
度調査票の再現性は、個々には若干の問題が認められたが5年間の間隔でも比較的高く保たれていた。
妥当性はそれほど高くはなく、特に女性の妥当性に問題があった。また、非栄養素成分として食物繊維
に関する妥当性検討を行い、現在用いられている成分表が十分でないことが判明し、FFQにおける成
分表の整備や季節調整法の開発が必要であると考えられ、成分表の開発を行っている。
 また、個人別摂取量調査が導入された1995年の国民栄養調査の原票データを基礎として、料理分類
を行い、各料理のサービングサイズの検討を行い、以下の結果を得た。
 ? 料理分類の過程において、料理名および食品名のシソーラス・ファイルを作成した。
 ? 分類した料理について、用いられていた食品のリストを作成し、各食品の使用頻度および1回当
たりの摂取量を求めた。
 ? ?を基として、各料理の1回当たりの平均栄養素量を求めた。
 ? 今後、上記の各結果をデータベース化し、広くオープンにすることが必要であろう。また、各料
理のサービングサイズに関しては、さらに性、年齢階級別に検討する必要があると考えられた。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

(1)学会誌等(発表者名,テーマ名,学会誌名,巻・号,年月日)
Matsumura Y:Trends of nutrition transition in Japan,Asia Pacific J Clin Nutr(in press)
松村康弘:国際的視野からみた食事評価法の動向、栄養日本、42(4)、191-193,1999
(2)出版物(著者名,書名,出版者名,年月日)
Yoshitake Y,Matsumura Y,et al:Relationship between physical fitness and functional performances in older
women.In Sato M(eds)Recent advances in physiological anthropology.Kyushu Univ.Press,299-308,1999
(3)口頭発表(発表者名,テーマ名,学会等名,年月日)
Matsumura,Y.:Trends of nutrition transition in Japan.The 8th Asian Congress of Nutrition.1999.8.30

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

佐藤 俊哉

統計数理研究所

高木 廣文

新潟大学