平成24(2012)年度 一般研究1実施報告書
| 課題番号 | 24−共研−1004 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | a | ||
| 主要研究分野分類 | 4 | |||||
| 研究課題名 | 海洋データ同化システムに用いる誤差分散共分散行列の作成に関する研究(3) | |||||
| フリガナ 代表者氏名 | フジイ ヨウスケ 藤井 陽介 | ローマ字 | Fujii Yosuke | |||
| 所属機関 | 気象庁気象研究所 | |||||
| 所属部局 | 海洋研究部第2研究室 | |||||
| 職 名 | 主任研究官 | |||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 時系列として得られている海面水温データ(1960年〜2007年、空間1度刻み)から作成した標本分散共分散行列をもとにした、グラフィカルモデルの推定アルゴリズムの改良を行った。昨年度までの研究から、1度刻み (34330地点) のデータを用いた場合は、計算機資源(メモリ、計算時間)の面から実行が難しいことがわかっている。グラフィカルモデルの推定の計算全体を通じては、密行列解法が必要となるニュートン方向の推定に計算量およびメモリ使用量が最大となることが予想されていたため、この部分のアルゴリズムの並列化は既に完了していた。しかし、1度刻みのデータに対しては、変数の数が多いため、その前段階で行う近傍変数のリストの作成に費やす計算コストがボトルネックとなることが明らかになった。このことは、2度刻みなど、より小さいサイズのデータに対しては問題になっていなかった。そこで、近傍変数のリスト作成のアルゴリズムに関する並列化の実装を行った。その結果、リスト作成部分の計算負荷を分散することで計算時間を短縮するとともに、つづく密行列の解法にもより多くのプロセッサを投入できるようになった。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 特に無し。 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 研究会は開催していない。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 上野 玄太 | 統計数理研究所 | 
| 碓氷 典久 | 気象庁気象研究所 | 
| 蒲地 政文 | 気象庁気象研究所 | 
| 土谷 隆 | 政策研究大学院大学 |