昭和611986)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

61−共研−67

専門分類

8

研究課題名

人間関係意識の国際比較方法の研究

フリガナ

代表者氏名

ハヤシ チキオ

林 知己夫

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

名誉教授

職  名

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

欧米諸国における歌舞伎観客調査の分析を通して,各国間の感動の構造,人間関係意識の国際比較を行う。


60年からひきつづき歌舞伎の海外公演の際のアンケートデータを分析した。すでに得られているアメリカ,イギリスのデータのほか,フランスの新しいデータも入力した。
パタン分類による分析から歌舞伎の気に入った要素としてあげられた言葉の関連,及び他の一般属性との関連をみることができた。アメリカの3ケ所2年次とロンドンと場所あるいは年次によるちがいがあらわれている。しかしいずれも大きくは否定的な評価語はちらばって離れ,好意的な評価語が中心に集中しているという形は同じである。
選ばれた評価語と経験や知識の有無,職業との関連の仕方には差が比較的はっきりあらわれているが,見た演目による差はあまり無いようである。
国による差としてはアメリカにくらべイギリスはせりふに対する反応が高い。又,自由回答もイギリスの方が多くの言葉を連ねている人が多く,興味深い。
フランスのデータについては分析は今のところ単純集計のみである自由回答については,ことばの整理をすすめ,それぞれのキーワードを選び出した。この分析は次年度に行なう。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

欧米諸国における歌舞伎観客調査の分析を通して,各国間の感動の構造,人間関係意識の国際比較を行う。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

河竹 登志夫

早稲田大学

高師 昭南

武蔵野美術大学

鈴木 達三

帝京平成大学

林 文

東洋英和女学院大学