平成262014)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

26−共研−1028

分野分類

統計数理研究所内分野分類

f

主要研究分野分類

7

研究課題名

処方箋様式変更の後発薬調剤への効果の政策評価

フリガナ

代表者氏名

フルカワ マサカズ

古川 雅一

ローマ字

Furukawa Masakazu

所属機関

東京大学

所属部局

食の安全研究センター

職  名

准教授

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

後発薬使用促進を目的として、2008年4月に病院における処方箋の様式が変更された。医師が先発薬を処方した場合、2008年度改定以前は、薬剤師が処方薬の代わりに後発医薬品を調剤するのには当該医師の署名が必要であった。しかし改定以後では、医師が後発医薬品への変更を許可しないことを処方箋に明記しない限り、薬剤師は後発医薬品へ変更して調剤できるようになった。つまり、政策実施以前は「後発薬への変更不可」がデフォルトだったのに対し、実施後は「変更可」がデフォルトになった。この政策は、処方箋用紙の様式を変更することによって実施された。
 本研究ではこの政策が後発薬調剤頻度に与えた効果を計量経済学における政策評価方法を用いて分析している。具体的には、患者単位のレセプトデータを用いて、同種類の疾患のうち、2008年4月1日直前に調剤された医薬品と、4月1日直後に処方された医薬品における後発薬の頻度を分析している。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

現在、準備中である。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究会は開催していない。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

椿 広計

統計数理研究所

中村 良太

University of East Anglia