平成41992)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

4−共研−70

専門分類

7

研究課題名

不正咬合者における顎顔面頭蓋の成長予測についての研究

フリガナ

代表者氏名

オオツカ スミマサ

大塚 純正

ローマ字

所属機関

昭和大学

所属部局

歯学部

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

歯科矯正臨床において、顎顔面に発現する成長現象を個体より知ることは、きわめて重要であり、さらに成長期にある個人の成長を前もって知ることが出来れば有効な情報を得ることになる。そこで、本研究では成長期における学童の顎顔面の成長予測の統計的解析を目的として計画するものである。


歯科矯正臨床において顎顔面に発現する成長現象を個体より知ることはきわめて重要であり、更に成長期にある個人の成長時期や方向と量さらには最終的なものを事前に把握できれば治療方針や治療目標を立案する上で有効な情報を得ることになる。そこで、本研究は成長期にある学童の顎顔面の成長予測の統計的解析を目的として計画した。
【研究方法】 研究は以下の手順にしたがって進めた。1)上下顎の骨格系に調和のとれた日本人健常者の学童より成人に至る経年資料とした。資料としては、患者の側面頭部X線規格写真(セファログラム)、手腕骨X線写真並びに身長計測値である。
2)セファログラムのデータに対して、個人の身長並びに手腕骨X線写真より評価する骨成熟度データを突合し、顎顔面の成長との関連性を検討する。
3)骨成熟度データを説明変数として、顎顔面の大きさの予測のための方法論を検討する。
【研究結果】 顎顔面部、特に下顎の大きさについては身長とで高い相関がみられたが、骨成熟度データとの関連性については、個人間変動が大きく、また時期によっても変動があるため、最終的な目的である成長と時間との関連性を明確にするには至らなかった。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究は以下の手順にしたがって進める
1)骨格系に調和のとれた日本人健常者の学童期より成人に至る経年資料を用いる。資料としては、側面頭部X線規格写真(セロファログラム)、手腕骨X線写真並びに身長計測値である。
2)セファロプログラムのデータに対して、個人の身長並びに骨成熟度データを突合し、顎顔面の成長との関連性を検討する。
3)骨成熟度データを説明変数として、顎顔面の大きさの予測のための方法論を検討し、さらにその有効性について判定する。
*本研究には、貴研究所・教官との協力が必要で、研究成果は歯科矯正臨床に十分寄与するものと考える。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

大隅 昇

統計数理研究所

柴崎 好伸

昭和大学

福原 達郎

昭和大学