平成17(2005)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 17−共研−2051 | 専門分類 | 7 | |||||
| 研究課題名 | 哺乳動物における分子系統樹及び分岐年代推定に関する研究 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | ソウ イン 曹 纓 | ローマ字 | Cao Ying | |||||
| 所属機関 | 統計数理研究所 | |||||||
| 所属部局 | モデリング研究系 | |||||||
| 職 名 | 助手 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 16 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 生物学の発見のほとんどは、理論的には予想の付かないことの連続であって、役立つデータ解析法を開発するためには、具体的な問題解決を通して行うべきと考える。本研究はクジラ目の系統関係など生物学の具体的な問題を解決しながらデータ解析法の開発を進めてきた。分子系統樹を推定するには、確立モデルに基づいた統計解析が必要である。幸いのことに最尤法、ベイズMCMC法による解析が今まで長く使われていたアド・ホックな方法を乗っ取ってこの分野で広く応用されるようになった。しかし最尤法による解析では、取り扱う生物種の数が増えることによって、可能である系統関係を表す系統樹の数は爆発的に増加し、トポロジー空間を網羅的に探索することは困難になる。今回絶滅の危機に迫られている貴重な揚子江カワイルカのミトコンドリア・ゲノムを決め、クジラ目に置けるカワイルカの系統関係の推定の過程でも、同じ問題があった。そこで、ベイズのMCMC法を用い、その推定の過程で生成されるトポロジーを保存しておくことを考えた。最終的には、収斂されたMCMC法で生産されたトポロジー・セットを、最尤法で解析を行い、カワイルカに関する研究結果を以下の3つにまとめられた。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 学術論文: | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
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| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 岡田 典弘 | 東京工業大学 | 
| 佐々木 剛 | 基礎生物学研究所 | 
| 下平 英寿 | 東京工業大学 | 
| Zhong, Yang | Fudan University | 
| 二階堂 雅人 | 日本学術振興会 | 
| 松井 淳 | 総合研究大学院大学 | 
| 三井 英也 | 総合研究大学院大学 | 
| 宗正 円生 | 東京工業大学 | 
| Yang, Ziheng | University College London | 
| 米沢 隆弘 | 総合研究大学院大学 | 
| Li, Yi Xue | Shanghai Institutes for Biological Sciences, Chinese Academy of Sciences | 
| Ren, Wenwei | Fudan University | 
| 渡辺 麻衣子 | 東京工業大学 | 
| Wang, Li | Fudan University | 
| Wang Ding | The Institute of Hydrobiology (IHB), Chinese Academy of Sciences (CAS) |