平成20(2008)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 20−共研−2066 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | j | ||||||
| 主要研究分野分類 | 8 | |||||||||
| 研究課題名 | 大学における統計教育のモデルカリキュラムの開発 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | フジイ ヨシノリ 藤井 良宜 | ローマ字 | Yoshinori Fujii | |||||||
| 所属機関 | 宮崎大学 | |||||||||
| 所属部局 | 教育文化学部数学教育講座 | |||||||||
| 職 名 | 准教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 105千円 | 研究参加者数 | 4 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 現在の統計教育に関しては,これまでの専門家を対象とした統計教育ではなく,幅広い人々を対象にした,市民として必要な統計教育へと変化することが期待されている。米国をはじめとして欧米諸国においては,2000年ごろから活発に統計教育のカリキュラムの検討が行われているが,日本はその点において遅れをとっている。そこで,本研究においては,これまでの数学的な内容を中心とした統計教育ではなく,基本的な統計的な概念の理解や統計的な考え方の育成を目標とした,大学における統計入門コースや教員養成系で統計教育コースを対象としてカリキュラムの検討を行うことを予定していた。しかし,2008年3月に小中学校の学習指導要領の改訂が行われ,さらには2009年3月には高等学校の学習指導要領が改訂されるなど,初等中等教育における統計教育の内容が大きく変化することになり,今後の大学における統計教育の内容や方法を考える上で,初等中等教育での教育内容を検討することが緊急の課題となった。そのため,この1年間では初等中等教育を中心に今後の統計教育の内容の検討や具体的な教育方法の検討を行った。その結果は,2008年8月の日本科学教育学会および9月の行動計量学会で報告している。また,中学校での「資料の活用」をスムーズに導入するためにソフトウエアを開発し,2009年2月よりホームページで公開していた。このソフトウエアは,信州大学附属中学校において試験的に導入されるなど,今後の利用が期待される。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 学会発表 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 研究会については,開催していない。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 和泉 志津恵 | 大分大学 | 
| 村上 征勝 | 同志社大学 | 
| 吉野 諒三 | 統計数理研究所 |