昭和631988)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

63−共研−6

専門分類

1

研究課題名

統計的推論に関する情報理論的アプローチの研究

フリガナ

代表者氏名

ハン タイシュン

Han Te-Sun

ローマ字

所属機関

専修大学

所属部局

経営学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

7 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

統計学においては統計的推論の柱として母数推定と仮設検定が伝統的に確立されて来たが,ここ数年,情報理論の柱であった符号化の研究の進展に伴ない,情報量や複雑量などの概念を媒介にして,統計的推論と情報理論が実は“未知を予測”するという立場で極めて密接な直接的関係を有していたことが明らかにされつつある。この方向の研究を統計学と情報理論をそれぞれ専門とする人々が共同して推進する。そのために統計学と情報理論に分かれて独立して研究を進めて来た人達が共通に議論する場を作る必要がある。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

1)上記研究目的のための統計的推論に関する文献および情報理論に関する文献の収集・整理(survey)。
2)統計的推論と情報理論的符号化の両者を共通して支配している“統一的原理”に関する討論・分析・総合(理論的整理と研究)。
3)とくに,ここ数年提案されて来ているRissanenのMDL基準(Minimum Description Length)の可能性と限界に対する研究を行なう。また,これらの考え方の出発点として大きな役割を果たしたAIC基準との関係を理論的に整理する。
4)上記研究の範囲を連続的な確率モデルから離散的なデータ構造をもつ確率モデルに視野を拡張しその可能性を探る。
5)多端子情報理論と情報幾何学の接点および統計的推論との関連をより広い視野の中に組立てる研究を行なう。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

小林 欣吾

大阪大学

阪田 省二郎

豊橋技術科学大学

田辺 國士

統計数理研究所

土谷 隆

統計数理研究所

星 守

電気通信大学

森田 啓義

豊橋技術科学大学