平成152003)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

15−共研−1008

専門分類

3

研究課題名

超高頻度の円ドルレートを用いた為替レートの変動特性に関する研究

フリガナ

代表者氏名

スサイ マサユキ

須齋 正幸

ローマ字

Susai Masayuki

所属機関

長崎大学

所属部局

経済学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本年度は通貨市場間のボラティリティの相互依存性について研究を行った。特にアジアの通貨市場では、同
時刻に多数の市場が取引を行っているという特性を持っている。これはニューヨーク市場とロンドン市場の関
係とはまた異なるものである。このような点に着目し、それぞれの市場間の為替レートのボラティリティの関
係を分析した。
 また、東京、ソウル、香港、台湾の各株式市場の株価のボラティリティの相互依存性と為替レートの関係を
考察した。アジア通貨危機の期間を挟んだ期間を設定し、その前後での株式市場間の関係と、為替レートの関
係を分析したところ、通貨危機の影響を受けた韓国では特に期間の前後で他市場との関係が変化していたこと
が実証的に示された。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

報告
1.須齋正幸「アジア金融市場の連関性」生活経済学会九州部会 熊本学園大学
2003年11月
2.須齋正幸「The relationship inbetween Asian financial markets:stock indices and
foreign exchange rate」ファカルティーセミナー 上海財経大学金融学院 2003年
11月
報告書
1.須齋正幸編著『高頻度データを用いた外国為替市場のミクロ構造に関する研
究』科学研究費補助金報告書 2004年3月

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

川崎 能典

統計数理研究所

桑名 陽一

一橋大学