平成30（2018）年度　一般研究２実施報告書

課題番号	30−共研−2061		分野分類			統計数理研究所内分野分類			g
						主要研究分野分類			1
研究課題名	非対称分布の推測理論
フリガナ 代表者氏名	アベ トシヒロ 阿部 俊弘				ローマ字		Abe Toshihiro
所属機関	南山大学
所属部局	理工学部システム数理学科
職　　名	准教授
配分経費	研究費	40千円		旅　費		37千円		研究参加者数		2　人

研究目的と成果（経過）の概要

藤澤教授とAzzalini型の歪正規分布の推測理論についてディスカッションをし、共同研究を開始した。
異常値に対処するロバスト法の開発に取り掛かる前に、今年度は非対称分布の推定理論を構築した。具体的には、Azzaliniらにより開発された歪正規分布に対してその潜在構造を利用し、EMアルゴリズムを用いた新しい推測理論を作り、それの学会発表と論文投稿(Abe, Fujisawa & Kawashima, manuscript)を行った。本研究は特に多次元化が難しいとされているが、その困難を乗り越えることもできた。目的としていた、Linらのものよりも優れた推測手法の提案に成功した。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

学会等発表：
"多変量歪正規分布における単純なアルゴリズムによるパラメータ推定", "2018年度統計関連学会連合大会", 一般講演, 中央大学, 2018/9/9-13, 阿部俊弘*, 藤澤洋徳.

研究会発表：
"A simple algorithm for a multivariate skew-normal model", Kinosaki Seminar Data Science & Causality, Blue Ridge Hotel, 2019/2/28-3/2, Toshihiro Abe*, Hironori Fujisawa.

論文投稿：
"EM algorithm using overparametrization for multivariate skew-normal distribution", Abe, Fujisawa & Kawashima, manuscript

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
藤澤 洋徳	統計数理研究所