平成12（2000）年度　一般研究２実施報告書

課題番号	12−共研−2028			専門分類		7
研究課題名	長期療養時代の保健医療福祉システムの検討
フリガナ 代表者氏名	オオノ ユウコ 大野 ゆう子			ローマ字		Ohno, Yuko
所属機関	大阪大学
所属部局	医学部
職　　名	教授
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配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	4　人

研究目的と成果（経過）の概要

21世紀の高齢・長期療養時代を迎えた現在、政策立案段階で基礎となる患者家族の療養実態の資料、
保健医療福祉需要報告、提供保健医療内容資料の不足が発見・指摘されている。また、今後の保健医療
福祉の充実には教育行政との連携が不可欠である。
　本研究の目的は、この3つの問題について解決策を求めることにあり、患者家族の療養実態把握、現
在の提供保健医療内容調査と今後の需要予測、および健康教育の有効性検討を中心に研究を進める。
本年度は、以下のことを行い共同研究リポート139としてまとめた。
・提供保健医療実態調査分析
疾患名、手術・検査など治療進行状況、患者年齢など提供保健医療内容に関係の深い因子の抽出
病棟業務効率化による業務変化の分析
・がん患者の療養実態
がんの既往のある患者について、地域がん登録をもとに治療方法・進行度別に予後を推定。
療養上の問題点を患者インタビューにより整理、医療需要を推計。
・保健医療福祉需要
日本人口モデルの構築(シミュレーション原型モデル)
厚生省統計、疫学研究報告をもとに上記モデル上に医療需要推定モデルを構築。
疾病治療プロトタイプモデルとしてC型ウイルス肝炎のインターフェロン治療モデルを構築。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

論文
Health Sciences(2000),16(3),223-235.
医用電子と生体工学(2000),14(1),25-28。
脳卒中(2000),22(1),156。
癌と化学療法(2000),27(8),1201-1207。
学会報告
第一回看護情報研究会論文集(2000),1(1),43-46。
第20回医療情報学連合大会論文集(2000),636-637,640-641,680-681,760-761。
日本公衆衛生雑誌(2000),47(11),179,219,263,294,435,492,493,806。
日本看護研究学会雑誌(2000),23(3),223,349。
APAMI-MIC2000 IT&Health in the 21st Century(2000,香港).
ARVO(2000,マイアミ).
The 22nd Annual Meeting of The International Association of Cancer Registries(2000,タイ).

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
中村 隆	統計数理研究所
中山 博文	国立大阪病院
門田 守人	大阪大学