平成24(2012)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 24−共研−2005 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | a | ||||||
| 主要研究分野分類 | 3 | |||||||||
| 研究課題名 | 連続的環境勾配における個体群統計パラメータ変異のモデリング | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | タナカ ケンタ 田中 健太 | ローマ字 | TANAKA KENTA | |||||||
| 所属機関 | 筑波大学 | |||||||||
| 所属部局 | 菅平高原実験センター | |||||||||
| 職 名 | 助教 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 115千円 | 研究参加者数 | 4 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| シロイヌナズナ属野生種の一つ、ミヤマハタザオ(Arabidopsis kamchatica ssp. kamchatica)は、同一緯度帯の標高30から3000mまで分布する。生物界を見渡しても、これほど広い標高分布は稀であり、その適応進化の機構が興味深い。野外集団を対象にしたこれまでの研究で、季節死亡率や繁殖量などの様々な個体群統計パラメータが標高に沿って変化することが分かってきた。このデータを活用して、連続した環境勾配に沿って個体群統計パラメータが変化する様子を明示的に表現できるモデリング手法を開発すれば、環境による自然淘汰の影響を、自然集団について分子レベルで理解することができる。このようなモデル開発のために、生活史パラメータと標高との関係については詳細に記述した。また研究打ち合わせを行い、従来型の行列モデルの課題、近年の行列モデルによって新たに扱えるようになった範囲、生活史パラメータを一つの変数(標高)の関数とする場合の課題について整理・検討を行った。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 田中健太・恩田義彦・平尾章・山田歩・永野惇・山口正樹・工藤洋・小林元 2012「標高万能植物ミヤマハタザオの適応機構:生態・生理・遺伝子」, 日本地球惑星科学連合2012年度連合大会, 千葉市幕張.2012/5/23 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 研究会は開催しなかった。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 恩田 義彦 | 筑波大学 | 
| 島谷 健一郎 | 統計数理研究所 | 
| 平尾 章 | 筑波大学 |