平成11（1999）年度　一般研究２実施報告書

 

課題番号

11−共研−2006

専門分類

1

研究課題名

複数時点における一般化主成分分析の解の図的表示法について

フリガナ

代表者氏名

ミズタ マサヒロ

水田 正弘

ローマ字

Mizuta Masahiro

所属機関

北海道大学

所属部局

情報メディア教育研究総合センター

職　　名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅　費

0千円

研究参加者数

3　人

 

 

 

研究目的と成果（経過）の概要

研究代表者は、これまで外的基準のない多次元データが有する非線形構造を抽出する手法について
多くの方向から研究を進めてきた。具体的には、一般化主成分分析法、主曲線法、代数曲線による当
てはめなどについて評価・手法の開発を実施してきた。一方、統計数理研究所の馬場康維教授は、数
量化理論の研究の過程において、時間変化を伴うデータに関する解析法の開発を推進してきた。ま
た、小樽商科大学の南弘征助教授は、コンピュータの専門家であり、GUIに主点をおいた統計パッケ
ージの開発に従事している。これらの研究者は、すでにいくつかのテーマで共同研究をした実績があ
り、主曲線により数量化分析の解を評価する方法、データのグラフィカル表現法などに関する成果を
上げている。
　本申請では、データの非線形構造を抽出するための手法のうち、比較的基本的である一般化主成分
分析に着目し、複数時点において得られた対応のある多次元データに対して一般化主成分を適用した
(複数の)解を総合的に解析する方法の開発を目指した。本年度の成果として、複数時点における主
成分分析および多次元尺度構成法の解の図的表現法に関する基本的手法の開発をあげることができ
る。

 

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

M.Mizuta(1984).Generalized Principal Components Analysis Invariant under Rotations of a C
oordinate System.,Journal of the Japan Statistical Society,14,1-9.
M.Mizuta(1997).Algebraic Curve and Surface Fitting to Multidimensional Data.,Proceeding
s of IEEE International Conference on Systems,Man and
Cybernetics,52-57.
水田正弘・馬場康維(1993).Principal Curvesと数量化3類を用いた質的データの1次元構造の抽出.
統計数理、第41巻第1号、1-11。
水田正弘・佐藤義治(1998).多次元尺度構成法における動的な表示法について.計算機統計学.第10巻
第1号,63-67。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

馬場 康維

統計数理研究所

南 弘征

小樽商科大学