平成17（2005）年度　一般研究１実施報告書

課題番号	17−共研−1002	専門分類	3
研究課題名	臨床における経時データの解析
フリガナ 代表者氏名	イシグロ　マキオ 石黒　真木夫	ローマ字	Ishiguro Makio
所属機関	統計数理研究所
所属部局	モデリング研究系
職　　名	教授
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研究目的と成果（経過）の概要

本年度の共同研究における成果の概要は，以下のとおりである．

・ 臨床データ解析では，最尤法以外の推定方法を用いることも多く，その場合には赤池情報量規準(AIC)が適用できない．そのひとつの例として，制限付き最尤法 (REML method)を用いる場合が挙げられる．本年度の共同研究では，制限付き最尤法を用いた場合を取り上げて，Extended Information Criterion (EIC)を用いたモデル選択についての検討を行い，その結果をStatistics in Medicineに発表した．
・ 赤池情報量規準(AIC)による臨床データの解析では，sample sizeについてほとんど考慮されていないのが現状である．本年度の共同研究では，薬剤の有効率を比較する場合を例として取り上げて，AICによる臨床データの解析におけるsample sizeに関する検討を行い，その結果をCommunications in Statisticsに発表した．

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

Yafune, A., Funatogawa, T. and Ishiguro, M. (2005). Extended Information Criterion (EIC) approach for linear mixed effects models under restricted maximum likelihood (REML) estimation. Statistics in Medicine, 24, 3417-3429.

Yafune, A., Narukawa, M. and Ishiguro, M. (2005). A Note on sample size determination for Akaike Information Criterion (AIC) approach to clinical data analysis. Communications in Statistics ---Theory and Methods, 34, 2331-2343.

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研究参加者一覧
氏名	所属機関
矢船　明史	クリニック千駄ヶ谷