昭和611986)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

61−共研−57

専門分類

7

研究課題名

リウマチに及ぼす気象の影響の統計的研究

フリガナ

代表者氏名

ババ ヤスマサ

馬場 康維

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

統計科学情報センター

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

現在,リュウマチの原因は明確には解っていない。天候や季節との関係が指摘されてはいるが,統計的解析は十分ではない。
本研究は今年度の研究に引き続くものとして,全国的な時系列データを基に,リュウマチと気象要因との関係を明らかにするのが目的である。


本研究は,全国的な時系列データをもとに,リュウマチと気象要因との関係を明らかにすることを目的として始められたものである。
リュウマチ患者の状態を示す時系列データが120人程のリュウマチ日記をもとに昨年までにコーディングされている。これらのデータの基本特性は前年度までに検討されている。本年度はこのデータをもとに患者の時系列のパターンの特徴を図式的に表現する方法を作り,約半数の時系列に関して,特徴抽出をした。またこれと平行して,気象庁より借用した気象要因の時系列データをリュウマチの時系列とマッチングしやすいように整備した。
現在までのところ,気象要因の変化の影響を受けやすい患者とそうではない患者に大別されることが判明している。気象要因の影響を受けやすいものの中には,気温の変化や,台風通過の影響の顕著なものがあることが判明した。分析の結果の一部分は第30回日本リュウマチ学会で発表した。
一般論として気象の影響を述べるには,個体差,地域差などの要因の分析が不十分であり,今後検討を加えて行く予定である。これらの基礎特性を詳細に検討した後,リュウマチ状態の予測のためのモデル作りを行う予定である。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

・慢性リウマチと気象,行山康,竹内不二夫,宮本昭正,馬場康維,鎌倉稔成,第30回日本リウマチ学会総会(1986.5月)


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

現在,リュウマチの原因は明確には解っていない。天候や季節との関係が指摘されてはいるが,統計的解析は十分ではない。
本研究は今年度の研究に引き続くものとして,全国的な時系列データを基に,リュウマチと気象要因との関係を明らかにするのが目的である。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

行山 康

東京大学

鎌倉 稔成

中央大学

竹内 不二夫

大蔵省東京病院

宮本 昭正

東京大学