昭和621987)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

62−共研−82

専門分類

8

研究課題名

新しい価値観を探る調査法の研究

フリガナ

代表者氏名

ミズノ キンジ

水野 欽司

ローマ字

所属機関

大学入試センター

所属部局

研究開発部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

現在,「新人類」,「遊び志向」,等の流行語に象徴されるように,大都市を中心に新しい価値観が急速に形成されつつある。
この研究の目的は,今後の「日本人の国民性」研究の展開のために,過去7回の質問項目と継続性を保ちながら,一方で,最近の意識状況にも適応しうる質問文(質問内容・質問形式)を検討・試作することである。


近年における急激な社会変化に伴う新たな価値観の動向を探索し,今後の「日本人の国民性」調査研究の充実を図るため,最近官公庁・自治体・民間機関等が実施した世論調査や住民意識調査の質問事項に対する結果の数字の意味内容を検討・考察した。また,それらの意味内容と,「国民性調査」の従来質問の内容との関連性を調べると共に,今後の意識変化を把握する上で必要性が高いと考えられる質問内容・形式の候補を選出した。ただし,これらは客観的に検証されたものではなく,多くは今後の検討に待なくてはならない。
なお,当初計画では,パイロット・サーベイの実施を予定したが,試験的質問の十分な成案が得られなかったため,実施を割愛した。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

発表時期・内容未定


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

(研究内容)
1.日本人の国民性・特性に関する最近の研究成果を広範囲にレビューし,調査可能な形に整理し,質問文を選定・試作する
2.パイロット・サーベイを実施し,従来の質問文との関連や実査可能性を吟味する
(共同研究の必要性)
上記の研究に遂行に当たって,直井は社会学的観点から,鈴木は国際比較の観点から質問文を検討する。水野・坂元・中村は基礎作業ならびに連絡・調整係を担当する。作業の適当な階段で,当該領域の外部の研究者に意見を求める。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

坂元 慶行

統計数理研究所

鈴木 達三

帝京平成大学

直井 優

大阪大学

中村 隆

統計数理研究所