平成51993)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

5−共研−18

専門分類

1

研究課題名

大学における統計教育の実態調査

フリガナ

代表者氏名

ムラカミ マサカツ

村上 征勝

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

9 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

日本においては、4年制の大学に統計学科は皆無であり、組織だった統計教育が行われていないという憂うべき状況にある。このような状況の中で大学でどのような統計教育が行われているかを把握するため調査を行い、その分析に基づき、今後の大学における統計教育のあり方に対する一つの指針を出すことが本研究の目指すところである。


平成元年度に実施した「大学における統計教育の実態調査」のデータをもとにして、四年制大学に於ける統計教育の現状を把握し、大学に於ける統計教育のあり方を探るべく研究を行った。
今年度は計5回の研究会を開催し、昨年度に引き続き学部ごとに講義科目など分析を進めると同時に、現在多くの大学で問題になっている教養部改組と統計学の教育のあり方、ならびに今後の研究方針などについて討論を行った。また、大学での教育とも密接に関連する高等学校の統計教育に関しても、出版されているすべての教科書を収集しその内容の検討を行った。ただ当初計画していた、大学に於ける統計教育のあり方に関する提言をまとめるまでには至らなかった。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

村上征勝・三宅章彦・飯田博和,医学部における統計教育の実態調査,日本統計学会,1993年7月
統計教育委員会,大学における統計教育の実態調査(3),日本統計学会,1993年7月

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

現在多くの大学で教養部改組の計画が進められており、一般教育としての「統計学」の教育が今後どうあるべきかを含め、大学全体における統計教育のあり方の検討が重要な課題となってきている。
そのため4年制大学における統計教育の実態を把握する目的で統計に関するどのような講義がどの程度行われているかを調べる調査を、平成元年に行った。現在その結果の分析を進めているが、(一部は統計学会で発表)、今年度は昨年度に続き学部ごとの分析を進め、これらをもとに大学における統計教育のあり方に関して提言を行う。また平成元年度と同様の調査を平成5年度中に実施する計画である。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

新家 健精

福島大学

宇喜多 義昌

 

木村 美善

南山大学

竹内 清

石巻専修大学

平川 孝三郎

東京理科大学

松下 嘉米男

 

水野 坦

  

村上 正康

千葉大学