平成30(2018)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 30−共研−2025 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | c | ||||||
| 主要研究分野分類 | 2 | |||||||||
| 研究課題名 | 過疎地における歩行者および複数バス経路のリアルタイム最適化 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | シバタ ナオキ 柴田 直樹 | ローマ字 | Shibata Naoki | |||||||
| 所属機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 | |||||||||
| 所属部局 | 情報科学研究科 | |||||||||
| 職 名 | 准教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 34千円 | 研究参加者数 | 2 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 効率的なバスの運行形態としてデマンドバスが注目されている.デマンドバスは,定時的な固定ダイヤを持たず,乗客の需要に合わせて動的にダイヤや経路を動的に変更するようなバスの運行形態である.交通空白地域の解消を目的にデマンドバスが導入されることがあるが,このような地域では元々公共交通の利用率が低く,またデマンドバスは通常の固定路線のバスよりも迂回が多くなる傾向がある.従って乗客 1 人あたりの運行コストが大きくなりがちであり,スケジュールの効率化が求められている.本研究では,ユーザの徒歩移動を含むデマンドバスのスケジューリングをリアルタイムで行う方式を提案している.本手法では,バスの迂回が少なくなる乗客の乗降車地点をシステムが提案し,乗客の出発地・目的地と乗降車地点間は徒歩で移動する.これによりバスが細街路に入る必要性を削減するだけではなく,ユーザの待ち時間の有効活用や,乗降車が困難である地点への配慮が可能となっている.ユーザの乗車要求を受けて,サーバがユーザの徒歩移動範囲内のデマンドバスの迂回が少なくなる乗降地点を探索し,ユーザにその乗(降)地点まで(から)の徒歩移動を案内するために,既存手法であるADARTWを拡張した手法を提案した. | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 第24回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集 pp. 9 - 16 http://id.nii.ac.jp/1001/00174940/ | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
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| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 南 和宏 | 統計数理研究所 |