平成132001)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

13−共研−2006

専門分類

1

研究課題名

システム故障の統計的推測

フリガナ

代表者氏名

フタツヤ マサオ

二ツ矢 昌夫

ローマ字

Futatsuya Masao

所属機関

弘前大学

所属部局

理工学部

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

13年度の共同研究の目的は,主に,次の3点
(1)コンポーネントの寿命が必ずしも独立ではなく,また,同一分布に従わないシステムがあるときに,そのシス
テム寿命についての研究,
(2)コンポーネントがk-out-of-nシステムのときのk-out-of-nシステムというようにいくつも重なっていく極限シス
テムの寿命分布についての研究,
(3)システム故障のデータが与えられるときに,コンポーネントの寿命を推定する問題の研究
についてであった。
(1)については,Kamps(1994)にある sequential order statistics とは別の従属性について検討している。(2)
は研究継続中である。(3)については,主に,システム故障のデータがただ1つ与えられるときに,コンポーネン
トの寿命分布の母数がどの程度推測できるかを検討した。これらは,2000年の日本統計学会講演報告集
(13-14)にまとめた。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

コンポーネントの故障(指数分布)が打ち切り標本で与えられている場合の,システム寿命の予測区間の構成
について
二ツ矢・高橋"システム故障時間の区間予測"1996年日本統計学会講演報告集(295-296),
Futatsuya,M."Prediction Intervals for System Lifetime,Based on Component Test Data",IEEE Tran.on
Reliability,2000年.
また,稼働しているシステムの中の故障したコンポーネントのデータを使用し,そのシステムの残りの寿命に対す
る予測区間の構成について,
二ツ矢・高橋"稼働中システムのユニット故障データに基づくシステム故障の区間予測"1998年日本統計学
会講演報告集(463-464),
二ツ矢・高橋"独立でないコンポーネントからなるシステムの区間予測"2000年日本統計学会講演報告集
(13-14)。
二ツ矢・高橋"システム寿命によるコンポーネント寿命の推測"2001年日本統計学会講演報告集(175-17
6)。
 コンポーネントがk-out-of-nシステムのときのk-out-of-nシステムというように幾重にもなった極限のシステム
について,
高橋・二ツ矢"ある多段順序統計量について"石巻専修大学紀要,1998年(33-44)。
 その他,システムと順序統計量を媒介として関連のある,
Takahisi,K.and Futatsuya,M."Dependence between Order Statistics in Sample from Finite population and
its Application to Ranked Set Sampling"
Ann.Inst.Statist.Math.,1998,400-409.
高橋・二ツ矢"大小比較を利用する母平均の推定"1999年日本統計学会講演報告集(77-78),
高橋・二ツ矢・平野"帰無仮説の成立度"石巻専修大学紀要,2000年(87-92)を発表。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

高橋 宏一

石巻専修大学

平野 勝臣

統計数理研究所