平成182006)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

18−共研−1007

専門分類

5

研究課題名

確率モデルによる生態系パターンの研究

フリガナ

代表者氏名

モリタ サトル

守田 智

ローマ字

Morita Satoru

所属機関

静岡大学

所属部局

工学部

職  名

助手

所在地

TEL

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E-mail

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研究目的と成果(経過)の概要

本研究では自然に近い形で導入したネットワーク上で構築した生態確率モデルを数値計算と近似理論で明らかにしようとしたものである。まずクラスター係数や次数相関といったネットワークの構造特性の再現するシンプルなモデルを考案した。すなわち仮想的な空間を導入することでネットワーク特性を表現した。このようなモデルを使うことでネットワーク特性を個々の要素が持つ属性値に帰着することができる。ネットワーク上の生態モデルとして2x2の対称ゲームを用いる。この場合ゲームの細かいルールによって見た目の結果は大きく異なるが近似理論を構築することで、本質的な傾向を明らかにした。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

論文発表
Satoru Morita, “Crossovers in scale-free networks on geographical space”Physical Review E 73 (2006) 035104R

学会発表
守田 智, 「複雑ネットワークの物理」第51回物性若手夏の学校, 蒲郡市, 2006年8月
守田 智, 「空間上のスケールフリーネットワークの次数相関」日本物理学会 2006年秋季大会, 千葉大, 2006年9月
守田 智, 「生態系モデルにおける確率振動の解析」生命リズムと振動子ネットワーク, 北大, 2006年10月
守田 智, 「生態系モデルに見られる確率振動の解析」第3回生物数学の理論とその応用, 京都大数理解析研, 2006年12月

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

伊藤 栄明

統計数理研究所

齋藤 保久

静岡大学