平成142002)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

14−共研−2064

専門分類

9

研究課題名

水環境問題での統計的方法の開発と適用

フリガナ

代表者氏名

イワセ コウセイ

岩瀬 晃盛

ローマ字

Iwase Kosei

所属機関

広島大学

所属部局

大学院工学研究科

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

13 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

水環境を中心とする環境問題に関わる統計的諸問題を取り上げ、これらの問題解決に向けて共同研究分担者
は環境化学工学の専門家と統計科学の専門家とで約半々の構成で共同研究が進められた。
本共同研究分担者全員を実行委員とし、2002年8月19日及び20日の二日間にわたっての「環境科学と
統計科学の新たな融合」と題するISMシンポジウムが企画され、統計数理研究所に於いて実施された。本シ
ンポジウムでは国際連合大学副学長鈴木基之、統計数理研究所所長北川源四郎の両氏による特別講演を核とし
て、本共同研究分担者の多くが講演を行い、「環境科学は統計科学に何を期待するか」、「統計科学は環境科学
に何ができるか」を枠とした相互討論が活発に行われた。参加人数は悪天候にもかかわらず60名に近い盛況
であった。
滋賀県琵琶湖研究所の大久保先生を迎えて平成14年11月18日に研究集会が行われ、琵琶湖周辺の河川の
流量と琵琶湖及びその周辺河川の水質との関係が連続観測データの提示と共に議論された。
新たに鹿児島大学の高梨先生、山梨大学の風間先生および滋賀県琵琶湖研究所の大久保先生からそれぞれ実デ
ータに基づく水環境に関する問題提起がなされ、環境化学的観点からの考察および統計科学の観点からの検討
が相互になされた。
水環境科学特有の解決されるべき統計学的方法論の開発が具体的に認識され、そのいくつかについては理論的
考察がなされた。更に既に開発されている統計的方法の水環境科学への適用展開が効果的になされなければな
らないことも認識された。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

岡田 光正

広島大学

小野 芳朗

岡山大学

金藤 浩司

統計数理研究所

川崎 能典

統計数理研究所

胡 洪営

中国清華大学

後藤 尚弘

豊橋技術科学大学

清木 徹

広島県保健環境センター

中村 好宏

統計数理研究所

馬場 康維

統計数理研究所

樋口 知之

統計数理研究所

藤江 幸一

豊橋技術科学大学

山本 和夫

東京大学