平成292017)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

29−共研−2063

分野分類

統計数理研究所内分野分類

i

主要研究分野分類

8

研究課題名

ナラ枯れ拡散モデル構築のためのGIS空間情報データ生成と統計分析

フリガナ

代表者氏名

イタカ シズ

伊高 静

ローマ字

Itaka Shizu

所属機関

統計数理研究所

所属部局

リスク解析戦略研究センター

職  名

特任研究員

配分経費

研究費

40千円

旅 費

84千円

研究参加者数

6 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

 時系列リモートセンシングデータを使ってナラ枯れ被害状況を経年的に把握し、地理情報システム(Geographic Information System、GIS)によって空間情報データを関連付け、これら実データを基にナラ枯れ拡散モデルを構築し、ナラ枯れ拡散予測と森林資源管理の提言を行うことを目的とした。
 本研究は、山形県のナラ枯れを対象とした。山形県庁の管轄である山形県森林研究研修センターには、長期に及ぶ豊富な現地調査データがあり、およそ25年に及ぶ県内のナラ枯れ枯死関連の情報提供を受けた。本研究に向け、試験的にスペクトルカメラを搭載した無人小型航空機UAV(Unmanned Aerial Vehicle、通称ドローン)を使った飛行実験を繰り返し行い、撮影した画像を元に、写真の歪みを補正したオルソ画像を画像解析ソフト(Agisoft社PhotoScan)で作成し、さらにスペクトル情報から植物の活性度(正規化植生指数)を算出することができた。今後はその技術を元に、衛星画像等を入手して実データの解析を進めて行く。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

国際シンポジウムFORMATH2018関連セミナーにおいて発表 (2018年3月19日)
Tetsuji Ota, Evaluation of Community Based Forest Management for Forest Conservation.


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

開催していない

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

太田 徹志

九州大学

加茂 憲一

札幌医科大学

冨田 哲治

県立広島大学

溝上 展也

九州大学

吉本 敦

統計数理研究所