平成111999)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

11−共研−1027

専門分類

4

研究課題名

統計データ解析エキスパートシステムの構成法に関する研究

フリガナ

代表者氏名

ウチナミ セイイチ

打浪 清一

ローマ字

Uchinami Seiichi

所属機関

九州工業大学

所属部局

情報工学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究の目的は、素人にも使いやすい統計解析の使い方を教えてくれる統計エキスパートシステム
の開発であり、各研究者が、個々のアプローチで攻めてみて、それらを統合して、最適なものを開発
する事を狙っている。
 CSIROのTim Downie氏は、データマイグレーションのケーススタディについて発表した。デー
タベースや人工知能分野で言うところのデータマイグレーションと、統計の専門家の言うデータマイ
グレーションとは、同じ言葉を使っていても、意味が異なるようで、ある仮説でうまく、統計量が計
算された、と言うことを、データマイグレーションが成功したと言っており、新規ルールを大量のデ
ータベースから発見したと言う意味は無いようである。
 藤原氏、小林氏は、統計システムJASPとそのインターフェス、線形回帰のクラス等について開
発したソフトウェアをデモしながら説明した。
 古隅・力宗氏は、Web上で学生が統計解析学習のために用いる、エージェントを用いた学習モデ
ルの実装について発表した。
 柳氏も、Webの上で学生が統計解析法を勉強する為のシステム開発について発表した。
 小林氏はここ数年間継続している、統計エキスパートシステムの進展について発表した。
 打浪は、統計データベースのセキュリティについて、その攻め方と守り方について発表した。
 最近の流れとしては、Webの上で統計解析パツケージを動かして勉強或いは使えるシステムが出
来ないか、という点に焦点が移ってきている。
 また統計解析とデータマイグレーションは密接な関係が有るが、人工知能やデータベースの分野で
言うデータマイグレーションと統計解析で言うデータマイグレーションとは大きく異なっており、こ
のままでは誤解が広がるような気がする。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

小林 郁典

徳島文理大学

小林 康幸

島根大学

佐藤 英人

東京国際大学

田村 義保

統計数理研究所

得丸 孝行

九州工業大学

中野 純司

統計数理研究所

林 篤裕

大学入試センター

古隅 弘樹

神戸商科大学大学院

松田 孝子

石巻専修大学

柳 貴久男

岡山理科大学

山本 由和

徳島文理大学

吉田 香

九州工業大学

力宗 幸男

神戸商科大学