平成132001)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

13−共研−2064

専門分類

9

研究課題名

水環境問題の解決を目指した統計的方法の開発と適用による実証的考察

フリガナ

代表者氏名

イワセ コウセイ

岩瀬 晃盛

ローマ字

Iwase Kosei

所属機関

広島大学

所属部局

工学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

9 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

平成13年12月3日 於統計数理研究所
環境汚染物質の計測に伴う機器の検量線に関する報告がなされ、これについて議論がなさ
れた。いくつかの検量線に関する文献に基づいてその性質についての検討がなされた。
平成14年2月1日 於統計数理研究所
比率でノイズが加わる現象での希釈または濃縮される濃度分布の生成モデルについて報告
がなされ、これについて議論がなされた。単一物質についてのモデルから最終的な濃度分
布として対数正規分布が導き出されることが示され、更に二つの物質についての相互に影
響を与えるモデルから、両物質の最終濃度分布として対数正規分布とは似て非なる分布が
導出され、特殊な条件を加えることによってB-S分布も導出されることが導き出された。
これらの分布について、ダイオキシン類の計測データに基づいて妥当性が検討された。ま
た、環境化学工学に於ける類似の概念が提示され、相互の関連が議論された。
平成14年3月22日 於広島大学
環境科学と統計科学との相互乗り入れを実現すべく、これを目的としたシンポジウム開催
に向けての検討を行った。概ねの計画として統計数理研究所にて八月下旬乃至九月上旬開
催を目処に両分野に於ける研究者への打診計画を策定した。統計数理研究所主催として協
賛としての行政、学会、協会などへの働きかけについて分担を決定した。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

平成14年8月又は9月に開催を予定しているシンポジウム「環境科学への統計科学の役割」(仮称)での講
演に反映の予定である。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

岡田 光正

広島大学

小野 芳朗

岡山大学

金藤 浩司

統計数理研究所

川崎 能典

統計数理研究所

胡 洪営

清華大学

馬場 康維

統計数理研究所

樋口 知之

統計数理研究所

藤江 幸一

豊橋技術科学大学