平成292017)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

29−共研−2023

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

6

研究課題名

コーパスから得られた頻度情報の計量処理に基づく多言語の特性解明

フリガナ

代表者氏名

イシカワ シンイチロウ

石川 慎一郎

ローマ字

Ishikawa Shin'ichiro

所属機関

神戸大学

所属部局

大学教育推進機構/国際文化学研究科/数理・データサイエンスセンター

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

252千円

研究参加者数

14 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

期初の目的に沿って,英語・日本語・ドイツ語・中国語・朝鮮語等の分析を行い,コーパスデータの処理,さらには処理で得られた知見を言語教育に反映させる方策について考究を行った。平成29年9月4〜5日には,他の言語系共同研究グループと合同で大阪大学において第1回研究報告会を行い,互いの問題意識や研究の方向性を確認した。また,平成30年3月29〜30日には,同じく他のグループと合同で,恒例となった公開セミナー「言語研究と統計2018」を開催し,活動成果を報告した。同年3月にはリポート#400を刊行した。同リポートには,「L2日本語語彙の習得プロセスについて」(石川慎一郎:神戸大学),「英語授業における使用言語への好みと学習者要因の関係」(井上聡:環太平洋大学),「現代ドイツ語の派生形容詞をつくる接尾辞lichの通時的変化について」(今道晴彦:広島大学),「中国における京都学派研究の計量分析」(李楓:西安理工大学),
「英語の移動事象における移動の様態と経路の関係」(森下裕三:環太平洋大学),「日本語オノマトペの音韻的特性の解明」(張晶キン;:神戸大学・院),「学習者コーパスを用いた日本人英語学習者の前置詞誤用パタンの抽出」(中西淳:神戸大学・院),「現代日本語における4種の外来語特殊表記」(トウキ:神戸大学・院),「日本語における「体言止め」の指導教材の開発:広告教材の可能性」(隋シリン:神戸大学・院),「現代日本語小説における高頻度オノマトペの抽出」(王思コウ:神戸大学・院)の10本の論文が掲載されている(総ページ数約140p)。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

以下の成果発表を行った

1)リポート#400刊行「統計数理研究所共同研究リポート 400 コーパスから得られた頻度情報の計量処理に基づく多言語の特性解明」

2)プロジェクトウェブサイト http://language.sakura.ne.jp/s/langstat.html

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

1)言語系共同研究グループ合同発表会
日時:平成29年9月4〜5日
会場:大阪大学言語文化研究科
参加者:約30名

2)連続公開セミナー「言語研究と統計2018」
日時:平成30年3月29〜30日
会場:統計数理研究所
発表者:29名
参加者:80名程度の予定

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

李 允昊

関西大学

井上 聡

環太平洋大学

今道 晴彦

広島大学

王 シコウ

神戸大学

隋 詩霖

神戸大学

張 晶キン

神戸大学

トウ キ

神戸大学

中尾 桂子

大妻女子大学

中嶌 浩貴

神戸大学

中西 淳

神戸大学

前田 忠彦

統計数理研究所

森下 裕三

神戸大学

李 楓

神戸大学