平成25(2013)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 25−共研−2010 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | a | ||||||
| 主要研究分野分類 | 4 | |||||||||
| 研究課題名 | 重力波観測データの解析手法の確立 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | マノ シュウヘイ 間野 修平 | ローマ字 | Mano Shuhei | |||||||
| 所属機関 | 統計数理研究所 | |||||||||
| 所属部局 | 数理・推論研究系 統計基礎数理グループ | |||||||||
| 職 名 | 准教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 34千円 | 研究参加者数 | 4 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 重力波とは時空のゆがみが横波として光速で伝播するもので,一般相対性理論の予言から1世紀近く経過した現在でも直接検出することはできていない.しかし,現在世界各地で重力波望遠鏡の建設が進んでおり,今後数年間におそらく直接検出されると考えられている.重力波の検出に成功すれば,重力波の透過性の高さを生かして従来の電磁波では難しい現象の高精度な観測が可能になるため,重力波天文学が切り開かれることになると期待されている.重力波望遠鏡の原理は,2つの自由質点の間の距離の変動をレーザー干渉計により位相変化として精密に測定するものである.重力波観測は,物理測定の中でもとりわけ統計学的課題が多く存在する.それを追求し,新しい解析手法を確立することを目的とした.重力波望遠鏡プロジェクト(KAGRA)に関連して多数回の打ち合わせを行うと同時に,毎週オンラインミーティングを行い,情報交換に努めてきた.具体的には,複数望遠鏡の同時観測と正則化回帰,ガンマ線バーストや信号の関数クラスタリングなど,多くの問題を抽出した. | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 重力波望遠鏡プロジェクトのアクティビティとして多数発表した. | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
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| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 田越 秀行 | 大阪大学 | 
| 中村 康二 | 国立天文台 | 
| 端山 和大 | 大阪市立大学 |