平成81996)年度 共同研究集会実施報告書

 

課題番号

8−共研−9

専門分類

8

研究課題名

文献情報のデータベースとその利用に関する研究会

フリガナ

代表者氏名

ムラカミ マサカツ

村上 征勝

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

15 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

コンピュータの利用の一般化に伴い、近年コンピュータとあまり縁がないと考えられていた人文社会科学分野に於いても様々なデータベースが作成され、その利用方法が模索されている。本研究会は、文献情報のデータベースの作成やその利用法を研究している研究者間の情報の交換や交流をはかり、統計手法の人文科学分野への応用を促進する事を目的としている。


平成9年3月に研究会を開催した。報告件数は以下の19件で参加者は85名であった。
・情報量規準によるranking data解析
・文字資料としての『朝日新聞』紙面とCD-ROM −−「JIS X 0208」における辞書非掲載字を中心に−−
・幽霊文字調査のためのKWIC作成プログラムの開発
・朝日新聞CD-ROMに出現するゲタ文字の分析
・朝日新聞CD-ROMに出現する漢字文字列の分析
・漢字データベースとしての日本語入力システム −−ATOK・VJE・MSIMEの漢字検索機能について−−
・構文解析木を対象とするデータ解析法の研究(2) −−EDRコーパス文例を用いた格助詞の分析−−
・現代日本語のアクセントのゆれと平板化現象
・明治期小新聞の語意変遷に関する数量的分析の試み
・先史時代ワールドモデルにおける狩猟採集セクターの改良 −−人口密度と労働集約性の関係についての考察−−
・前方後円墳から見た関東地方豪族の勢力分布
・マリー・ヴィグマンのスケッチに関する数量分析(2)
・絵画の色彩的特徴に関する数量的分析(2) −−色分布の形状に着目して−−
・古典学におけるデータベースと統計処理 −−インド学の場合−−
・中期インド・アリアン聖典の韻律に関する統計解析
・助詞分布に基づいた書き手の認識(II) −−日記の書き手の認識−−
・歳時記に詠み込まれた音環境の数量的分析
・『君台観左右帳記』画人録の統計分析
・『源氏物語』の数量分析
〔研究会の場合 開催期間:平成9年3月10,11日 開催場所:統計数理研究所〕


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

今西 裕一郎

九州大学

上田 英代

古典総合研究所

江川 清

国立国語研究所

及川 昭文

総合研究大学院大学

小野 芳彦

国際日本文化研究センター

堅田 直

帝塚山大学

樺島 忠夫

 

木村 美善

南山大学

杉田 繁治

国立民族学博物館

照井 武彦

国立歴史民俗博物館

當山 日出夫

 

西端 幸雄

大阪樟蔭女子大学

星野 總

京都大学

安永 尚志

国文学研究資料館