平成22（2010）年度　一般研究２実施報告書

課題番号	22−共研−2037		分野分類			統計数理研究所内分野分類			e
						主要研究分野分類			2
研究課題名	分布値データの解析法に関する研究
フリガナ 代表者氏名	ミズタ　マサヒロ 水田　正弘				ローマ字		MIZUTA, Masahiro
所属機関	北海道大学
所属部局	情報基盤センター
職　　名	教授
配分経費	研究費	0千円		旅　費		0千円		研究参加者数		1　人

研究目的と成果（経過）の概要

解析対象が複雑な構造を有する場合、その観測対象を適切に記述することが重要である。典型的な多次元データ解析においては、観測対象をp次元ベクトルによって記述することが多い。しかし、観測対象が、個体の集合である場合も少なくない。そのとき観測対象の記述法をして区間値やヒストグラム値、分布値などが考えられる。本研究課題においては、分布値で記述されたデータ（以下、分布値データ）に対する解析法の研究を目的とした。
本研究では、分布値データにおける分類手法および判別手法について検討した。すでに提案している分布値データに対する階層的クラスタリングの研究を推進した。また、分布値データに対する判別分析法についても検討した。これらの手法を基本として、手法の評価および改良を試みた。本研究遂行のためには、我国において、それほど多くない分布値データの研究者間における情報交換が不可欠であり、積極的に学会での発表等をした。12月18-19日に、Myung-Hoe Huh (許明會)先生と研究打ち合わせを実施するとともに、Research Issues of K-means Clusteringとのタイトルで講演いただいた。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

片山琴絵，南　弘征, 水田正弘,　分布値データに対する階層的シンボリッククラスタリングについて、計算機統計学、22(2), 83-89, 2009 (2010年5月12日発行)

Masahiro Mizuta and Hiroyuki Minami, Discriminant Analysis for Distribution Valued Data
The 30th International Symposium of Forecasting. June 20-23, 2010, San Diego, USA. Conference Program Book, 151.

Masahiro Mizuta, Interval Data and Distribution Data, 招待講演
The 1st International Conference for Industrial Statistics and Bioinformatics
Current Issues in Industrial Statistics and Bioinformatics pp.95-96.
the Research Center for Data Science,June 29 2010 Graduate School Conference Room
at the Chung-Ang University.

Masahiro Mizuta, Analysis of Distribution Valued Data and its Applications. 招待講演
34th Annual Conference of the German Classification Society (GfKl) and International Symposium on the Data Analysis Interface,Abstract p.129, Karlsruhe, July 21 -23, 2010

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研究参加者一覧
氏名	所属機関