平成152003)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

15−共研−2032

専門分類

7

研究課題名

ヒトの縦断的成長に関する研究

フリガナ

代表者氏名

ショウホウジ タカオ

正法地 孝雄

ローマ字

Shohoji Takao

所属機関

福山大学

所属部局

人間文化学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

ヒトの成長に関する研究を大きく二つに分けると横断的研究と縦断的研究があ
る。本研究では、個人の成長を長期間追跡調査し、その調査データに基づいた新たな
統計モデルの構築と成長予測を目指した研究を目的とする。
 ヒトの成長を継続的に捉えることは、集団としての平均的な成長の解析ではなく、
個人を対象とした解析が可能となり、個人のある時点までの成長記録に基づいて、そ
れ以降の成長を予測可能となる。
 この研究の応用の重要な一例を挙げれば、医療現場において生活習慣病の若年化が
叫ばれている。そこで、肥満児の早期予測といった問題の解決には、個人の成長を捉
え、個人個々の成長に最適な治療を施す必要が生じる。その場合の問題点としては、
将来肥満となる児童・生徒を早期に検出し、それらの児童・生徒に適切な治療を施す
必要があることが挙げられる。
 以上のことをふまえ、本研究では、個人個々の成長を表現する予測の意味でより適
切な統計モデルの開発を行い、これらの統計モデルを調査・収集したデータで検証す
る。また、医師・医師会との連携を密にし、実際の医療現場への研究成果の社会還元
を目的とする。
研究成果(経過):
・縦断的データ(遡及的に収集済み)の整理、データの管理に関しての方法を検討し、
調査データのスクリーニングを行った。
・予測を前提にした成長モデル構築に向けた基礎的研究を行った。
・健常児のデータのみならず非健常児のデータに関する検討も行った。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

金藤 浩司

統計数理研究所

隅谷 孝洋

広島大学