平成262014)年度 共同利用登録実施報告書

 

課題番号

26−共研−5

分野分類

統計数理研究所内分野分類

a

主要研究分野分類

4

研究課題名

航空・気象情報の見える化のための気象データの解析に関する研究

フリガナ

代表者氏名

アライ ナオキ

新井 直樹

ローマ字

Arai Naoki

所属機関

東海大学

所属部局

工学部 航空宇宙学科 航空操縦学専攻

職  名

准教授

 

 

研究目的と成果の概要

乱気流や積乱雲等の特徴的な気象現象が航空交通へ与える影響を評価するために、気象情報と航空情報を3次元で可視化する環境の構築を進めている。
今年度は、羽田空港周辺で積乱雲により航空機の着陸に影響があった事例について、気象レーダーによる3次元データと航空機の航跡とを可視化した。
これらの事例は、風向・風速の急変により、航空機が着陸を復行したものである。
あわせて、統計数理研究所のスーパーコンピュータシステムを利用し、気象庁の数値予報モデルMSMを初期値として、高解像度の数値予報データを作成して評価したが、現時点では着陸に影響を与えた風向・風速の変化を表現することができなかった。
これは、時間的分解能の制限によるものと思われる。
今回の結果を踏まえ、今後さらに有効な可視化・評価方法を検討する予定である。