平成111999)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

11−共研−2062

専門分類

8

研究課題名

年齢・コウホート効果を補正した食料需要の所得・価格弾力性の計測

フリガナ

代表者氏名

ナカムラ タカシ

中村 隆

ローマ字

Nakamura Takashi

所属機関

統計数理研究所

所属部局

調査実験解析研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

8 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

研究テーマ:年齢・コウホート効果を補正した食料需要の所得・価格弾力性の計測
 わが国の人口構成は急激に変化しつつあるが、わが国の食糧需要分析において陽表的に年齢要因が
考慮されたことはほとんどない。本研究では、食料消費の横断的および時系列分析において陽表的に
年齢要因(および世代要因)を導入し、より妥当な食料需要パラメータの推計を行なうことを目的と
する。
 本年度は、『家計調査』で世帯主年齢階級別の情報がえられる1979年までさかのぼり、世帯主年齢
別世帯の食料消費量データに対し、世帯主年齢別世帯員数のデータを考慮して分析する新しいベイズ
型コウホートモデルを適用することによって、個人の食料消費量の加齢・コウホート(世代)・時代的
トレンドの各効果を分離し、トレンドに与える所得・価格弾力性を分析する際の基礎となる推計を行
った。
 1998年7月に共同研究の成果の一部を学会発表した。その後12月、および2000年2月、
3月に統計数理研究所において研究会をもち、研究内容について討論・検討を行った。世帯主年齢別
の集計データだけでなく、個票データに踏み込んで分析する必要があること、またそのための適切・
有効な統計モデルの開発が必要であることが認識された。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

中村 隆,森 宏,石橋喜美子(1999)。世帯主年齢別データのコウホート分析,第67回日本統計学会
講演報告集,170-171。(日本統計学会:1999.7.29)
 森 宏(2000)。日本人の食料消費?コウホート分析,専修大学社会科学研究所月報,No.439,1-32。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

石橋 貴美子

農林水産省農業総合研究所

稲葉 敏夫

早稲田大学

川口 雅正

九州大学

田中 正光

日本リサーチ総合研究所

松田 敏信

鳥取大学

森 宏

山下 貴子

流通科学大学