平成21990)年度 共同研究集会実施報告書

 

課題番号

2−共研−94

専門分類

8

研究課題名

文献情報のデータベースとその利用に関する研究会

フリガナ

代表者氏名

ムラカミ マサカツ

村上 征勝

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

27 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

計算機の発達にともない文学,宗教,考古学等の人文科学の分野での文献情報のデータベース作成に関する研究や,その積極的利用を目的とした研究がおこなわれるようになってきている。しかし,これらの研究は個別にすすめられ,研究者間の情報の交換や交流が少なく,このことが人文科学におけるこの種の研究の発展をさまたげている大きな原因と考えられる。
そこで,コンピュータを人文科学に応用する研究を行っている研究者を中心に,文献情報のデータベース作成の現状と問題点及びデータベースの積極的利用について議論し,統計分析も含め今後の研究の進め方を探る。


総合研究大学院大学の共同研究会を兼ねて,平成3年3月7日に研究会を開催した。下記の13件の研究発表があり,これらの発表を中心に,文学,言語学,宗教学,考古学,民族学等の人文科学の諸分野における文献情報のデータベース作成及びその利用に関して意見を交換した。なお参加者は58名であった。
プログラム
挨拶(9:30〜9:40)
杉田繁治(国立民族学博物館・総合研究大学院大学)
村上征勝(統計数理研究所・総合研究大学院大学)
セッション1(9:40〜10:50)
司会 照井武彦(国立歴史民俗博物館)
1−1(9:40〜10:10)
堅田直(帝塚山大学)遺跡調査におけるデータベース化
1−2(10:10〜10:30)
上田裕一 上田英代(琉球大学)源氏物語成立過程に関するコンピュータ解析
1−3(10:30〜10:50)
金明哲(宇都宮大学)機械処理を考慮した中国語高頻度単語音性のいくつかの統計性質
休憩(10:50〜11:00)
セッション2(11:00〜12:30)
司会 西端幸雄(大阪樟蔭女子大学)
2−1(11:00〜11:30)
樺島忠夫(大阪府立大学)文章作成アウトラインシステム
2−2(11:30〜12:00)
斉藤たつき(北海道大学)関係構造分析法を適用した学術文献間の特徴抽出
2−3(12:00〜12:30)
荻野綱男(筑波大学)パソコンによる自動単語分割処理とテキストデータベースへの応用
休憩(12:30〜13:30)
セッション3(13:30〜15:30)
司会 吉岡泰夫(熊本短期大学)
3−1(13:30〜14:00)
安永尚志(国文学研究資料館)日本古典文学本文データベース
3−2(14:00〜14:30)
井上優(国立国語研究所)「国語関係記事台帳」について
中曽根仁(国立国語研究所)
辻野都喜江(国立国語研究所)
3−3(14:30〜15:00)
水藤真(国立歴史民俗博物館)古記録の全文入力について
3−4(15:00〜15:30)
土屋俊(千葉大学)テキスト情報の構造について−理論と実際−
休憩(15:30〜15:40)
セッション4(15:40〜17:10)
司会 米田正人(国立国語研究所)
4−1(15:40〜16:10)
當山日出夫 コンピュータによる「白氏文集」総索引作成の諸問題
4−2(16:10〜16:40)
鈴木達三(統計数理研究所)社会調査における自由回答のデータベース
村上征勝(統計数理研究所)
4−3(16:40〜17:10)
村上征勝(統計数理研究所)日蓮遺文と偽作の文体差に関する計量分析
岸野洋久(東京大学)
古瀬順一(群馬大学)


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

伊藤 瑞叡

立正大学

江川 清

国立国語研究所

及川 昭文

総合研究大学院大学

荻野 綱男

筑波大学

春日 正三

立正大学

堅田 直

帝塚山大学

勝村 哲也

京都大学

樺島 忠夫

 

岸野 洋久

東京大学

古瀬 順一

群馬大学

斉藤 龍亀

札幌学院大学

Jin Ming-Zhe

札幌学院大学

杉田 繁治

国立民族学博物館

當山 日出夫

 

長瀬 真理

城西国際大学

中野 洋

国立国語研究所

西端 幸雄

大阪樟蔭女子大学

藤本 煕

明星大学

星野 總

京都大学

桝形 公也

大阪教育大学

松本 浩一

図書館情報大学

安永 尚志

国文学研究資料館

安本 美典

産能大学

山元 周行

 

吉岡 泰夫

熊本短期大学

米田 正人

国立国語研究所