平成302018)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

30−共研−4110

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

9

研究課題名

データ指向キャリアへの効率的支援プログラムとしてのデータ分析ハッカソンの設計・実施

重点テーマ

データサイエンス人材育成メソッドの新展開

フリガナ

代表者氏名

カミヤ ナオキ

神谷 直樹

ローマ字

Kamiya Naoki

所属機関

統計数理研究所

所属部局

統計思考院

職  名

特任准教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

研究目的:データサイエンス人材育成方法として、運営側に負担なく実施できるハッカソンを実施し、類似した取り組みと比較検討することによって、人材育成とスキル確認のための方法論を確立する。

成果(経過):
 人材育成ならびに運営上の観点からは、参加者が任意の場所から参加でき、統制された分析・開発環境で実施するコンペティションが好ましいと考えられた。また、複数人で行う実習は、一個人で行う実習より高い教育効果が得られることは既に知られている通りである。そこで、本研究では参加者が一定期間集中的にサービスの考案やプログラムの開発などの共同作業を行うハッカソン形式のコンペティション(データ分析ハッカソン)をオンライン上で実施した。また、チーム構成を推定するために、仮想サブネット内にチームごとにチャット・システムを配置した。
 参加者からのフィードバックなどに基づいて改善点の検討を行うとともに、様々な実施形態のコンペティションやブートキャンプなどの取り組みと比較検討した結果、本研究で設計・実施したデータ分析ハッカソンは運営上の負担を軽減しつつも効果的な人材育成を達成しうることが示唆された。特に、今後重要性を増すクロスファンクショナル・データサイエンティストやエンジニア、データプロダクト・マネージャーなどの役割を担う人材育成に有効であることが示唆された。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

・Data Analytics Hackathon
https://www.ism.ac.jp/shikoin/training/dac/index.html

・第3回データ分析ハッカソン(データ分析バーチャル・ハッカソン2018)
https://www.ism.ac.jp/shikoin/training/dac/hackathon2018.html
テーマ:データ分析による共生社会の創造
日時:2018年8月8日〜2018年11月9日
場所:統計数理研究所セミナー室1・セミナー室4
参加者数:26人

・神谷直樹・宮園法明 (2019). データソン:統計数理研究所におけるデータ分析ハッカソン. 日本ソーシャルデータサイエンス学会論文誌, 3(1), 2-7.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

開催していない。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

川崎 能典

統計数理研究所

丸山 宏

株式会社Preferred Networks