平成111999)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

11−共研−2061

専門分類

8

研究課題名

教師の精神的健康を測定する質問紙の開発

フリガナ

代表者氏名

カワハラ セイシ

川原 誠司

ローマ字

Kawahara Seishi

所属機関

宇都宮大学

所属部局

教育学部

職  名

講師

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

教師のストレスや心身への反応、周囲からのサポート、個人の行動・思考傾向を
測定することで、教師の精神的健康を包括的に捉えられる質問紙を作成する
ことを目的とした。
 栃木県下の公立学校教員2000名を無作為抽出し、郵送にて質問紙調査
を実施した。サポートについては、親しい同僚との情緒的な部分や学校外の
教員仲間や友人、家族との共行動的な部分が関係性の特徴として見い出さ
れた。また管理職とのサポートについては現状を改善する必要性の高いことが
示唆された。
 また、「首や肩がこる」と回答した者が約半数、8割以上が自分のかけられる
最大限のエネルギーと同等以上に教職にエネルギーを注いでいる気持ちがあるなどの
点が示された。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

【5.引用・参考文献】
〈引用文献〉
原田和幸・中塚善次郎 1990 教育現場における教師のストレス(?) 日本教育心理学
会第32回総会発表論文集,482。
秦 政春 1989 学校社会の規範状況に関する調査研究(?)?教師集団の人間関係を
中心に? 福岡教育大学紀要,38,第4分冊,69-108。
秦 政春 1990 学校社会の規範状況に関する調査研究(?)?教師集団の人間関係に
よるインパクトを中心に? 福岡教育大学紀要,39,第4分冊,87-134。
宗像恒次ら 1988 燃えつき症候群 金剛出版
大石勝男・関根正明・飯田稔(編) 1994a 子どもとの人間関係 国土社
大石勝男・関根正明・飯田稔(編) 1994b 職員室での人間関係 国土社
大石勝男・関根正明・飯田稔(編) 1994c 保護者との人間関係 国土社
大阪教育文化センター教師の多忙化調査研究会(編) 1996 教師の多忙化とバーン
アウト 法政出版
関根正明(編) 1992 教師を辞めたいときに 学陽書房
田尾雅夫・久保真人 1996 バーンアウトの理論と実際 誠信書房
東京大学医学部心療内科 1995 新版エゴグラム・パターン 金子書房
浦 光博 1992 支え合う人と人 サイエンス社
矢萩正芳 1998 教師が心を病むとき 高文研
山崎美香子・川原誠司 1995 同僚教師に対する教師の認知構造 東京大学大学院教育学
研究科紀要,35,213-237。
横尾浩一(編) 1995 教師が飛躍するとき 学陽書房
横山好治 1998 教師のストレス解消法 学陽書房
〈参考文献〉
渕上克義 1992 学校組織の人間関係 ナカニシヤ出版
渕上克義 1995 学校が変わる心理学 ナカニシヤ出版
松村茂治・小林正幸(編) 1998 教師のための電話相談 教育出版
宮本幸雄 1998 教師たちの悩み 同朋社
武藤清栄(編) 1994 現代のエスプリ:教師のメンタルヘルス 至文堂
武藤清栄(編) 1999 教師へのメンタルサポートQ&A 日本文化科学社
杉尾宏(編) 1988 教師の日常世界 北大路書房
高野良英 1999 実践職場のメンタルヘルス 岩崎学術出版社

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

川原 美香子

三輪田学園

土屋 隆裕

統計数理研究所