平成292017)年度 共同利用登録実施報告書

 

課題番号

29−共研−9

分野分類

統計数理研究所内分野分類

h

主要研究分野分類

1

研究課題名

統計的異常度指標の近似モデルの高度化

フリガナ

代表者氏名

コバヤシ ヤスユキ

小林 靖之

ローマ字

Kobayashi Yasuyuki

所属機関

帝京大学

所属部局

理工学部 情報科学科(通信教育課程)

職  名

講師

 

 

研究目的と成果の概要

標本共分散行列の標本固有ベクトルがマハラノビス距離に与える影響を評価した。標本固有ベクトルの漸近確率分布が正規分布であるので、その共分散行列をもちいてマハラノビス距離に与える影響を、マハラノビス距離の期待値をデルタ法により定量化した。この成果を論文発表する準備を進めている。
計算機の数値誤差がQ統計量の主成分要素へ与える影響を評価するため、近似モデルを改良した。その結果、2乗する前のQ統計量の主成分要素が3次までのCornish-Fisherモデルでよく表現できることを数値実験で確認した。この成果を論文発表する準備を進めている。