平成30（2018）年度　重点型研究実施報告書

 

課題番号

30−共研−4212

分野分類

統計数理研究所内分野分類

f

主要研究分野分類

7

研究課題名

研究者の異分野融合度と多様度の客観的な評価指標研究の深化

重点テーマ

IRのための学術文献データ分析と統計的モデル研究の深化

フリガナ

代表者氏名

ミズカミ ユウジ

水上 祐治

ローマ字

Mizukami Yuji

所属機関

日本大学

所属部局

生産工学部

職　　名

准教授

配分経費

研究費

40千円

旅　費

0千円

研究参加者数

4　人

 

研究目的と成果（経過）の概要

本研究では、共同研究における研究者の多様性を評価する指標、そして、異分野融合研究の度合いを測る客観的な評価指標を導き出すことを目的としている。分析主体は、研究論文を検索対象として公開されている学術データベースを用いた。

我々の研究は大きく２段階で構成されている。まず、第１段階では、各研究者の研究分野を示す。異分野融合研究の度合いを測る客観的な評価指標を導き出すためには、まず、各研究者の研究分野の特定を行う必要がある。しかし、現在のところ、学術データベースにおいて、各研究論文の研究分野は示されているが、各研究者の研究分野を示しているものはない。また、その客観的な手法も見当たらない。各研究者の研究分野は、各研究機関での情報提示にとどまっており、さらに、その手法が統一されているとはいえないのである。そこで、我々は、Web of Science Core Collection の原データ（30 年分）を用いて、各研究者の研究分野を客観的に示す指標を導き出すことを目的とした。この度の研究活動にて、この目的は達成された。

次の第２段階では、第１段階で導き出された各研究者の研究分野をもとに、異分野融合研究の度合いを測る客観的な評価指標を導き出すことがある。この度の研究活動にて、各研究者の研究分野を示す指標、そして、異分野融合研究の度合いを測る客観的な評価指標の枠組みができた。

 

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

受賞(1)
査読論文 (1)
国際会議発表論文 (1)
国際会議 講演、口頭発表 (6)
講演、口頭発表 (11)

受賞(1)
日本経営システム学会 2018年度 学会賞 受賞
受賞者：水上 祐治 , 本多 啓介, 中野 純司
対象業績： Yuji MIZUKAMI, Keisuke HONDA, Junji NAKANO, Study on Research Trends on the Internet of Things Using Network Analysis, International Journal of Japan Association for Management Systems,Vol.10,No.1,pp.27- 35(2018)

査読論文 (1)
2018年12月12日、（査読あり）、Yuji Mizukami, Keisuke Honda and Junji Nakano, Study on Research Trends on the Internet of Things Using Network Analysis, International Journal of the Japan Association for Management Systems, Vol.10, No.1, pp.37-45 ,2018

国際会議発表論文 (1)
2018年 5月25日、(査読なし)、Yuji Mizukami, Keisuke Honda and Junji Nakano, A Comparative Study of Academic Papers on the PM2.5 Environmental Issues in China and Japan by Network Analysis, 6th International IBM Cloud Academy Conference 2018, pp.36-37、Tokyo, Japan

以下省略

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究会の主催は行っておりません。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

中野 純司

統計数理研究所

本多 啓介

統計数理研究所