平成242012)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

24−共研−2094

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

6

研究課題名

センサス@スクールサイトのシステム改変と教育利用促進

フリガナ

代表者氏名

アオヤマ カズヒロ

青山 和裕

ローマ字

Aoyama Kazuhiro

所属機関

愛知教育大学

所属部局

数学教育講座

職  名

准教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

119千円

研究参加者数

4 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

 センサス@スクールサイトのシステムおよびインターフェイスの改良を行った。
具体的には、センサスで提供する教材集の一覧表示、2013年度版オンライン調査質問項目の設置、データベースのシステム改良、センサス内部データに対するブラウザ上でのグラフ解析システムとその表出システムの実装などである。
 これらの改良により小・中・高等学校での統計授業においては、Webアクセス可能な端末さえあれば、センサス所有の実データとそれを用いての統計的問題解決に取り組むことができる環境が整った。実際、学校に設置されている端末はアクセス制限や利用規定が厳しく、授業利用を目的とした統計解析ソフトウェアでもインストールできないケースが多く、またインストール可能な場合においても、教員の情報スキルの差は著しいため、特定のソフトウェアを利用した統計授業は一般に普及しづらいという問題点があった。今回センサスサイトで実現したシステムは、Webアクセスのみで可能な環境であり、ソフトウェアのインストールが必要ない。分析するために必要な操作も、マウスを用いてのドラッグ&ドロップやクリックのみという情報スキルの乏しい教員にとっても直観的な操作で分析可能となっている。
 また、2013年版質問項目を設置するに当たっては、現場教員から意見徴集を行い、現場での利用実践に適した質問項目及びデータが集められるように拝領されている。
 今後の課題としては、グラフ解析システムのさらなる改良や、児童・生徒からのデータ収集、センサスを活用しての教材事例の開発などが挙げられる。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

・青山和裕(2013). センサス@スクールサイトでのグラフ描画機能について, 第9回統計教育の方法論ワークショップ
・青山和裕(2013). 文科省・総務省後援 生徒参加型データ活用授業支援サイト「センサス@スクール」の小学校・中学校における活用例,統計数理研究所・理数系教員指導力向上研修会(香川1)
・青山和裕(2013). 文部科学省・総務省後援:生徒参加型データ活用授業支援サイト
センサス@スクールを活用した「データの分析」指導, 統計数理研究所・理数系教員指導力向上研修会(香川2)
・青山和裕(2013). 文部科学省・総務省後援:生徒参加型データ活用授業支援サイト センサス@スクールを活用した「データの分析」指導, 統計数理研究所・理数系教員指導力向上研修会(広島)

センサス@スクールサイト
http://census.ism.ac.jp/cas/index.html

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

田村 義保

統計数理研究所

内藤 愛

豊川市立金屋小学校

西仲 則博

奈良教育大学附属中学校