平成7(1995)年度 共同研究A実施報告書
| 課題番号 | 7−共研−31 | 専門分類 | 4 | |||||
| 研究課題名 | 交通工学における原点未知3母数分布の利用 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | カネフジ コウジ 金藤 浩司 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 統計数理研究所 | |||||||
| 所属部局 | 統計科学情報センター | |||||||
| 職 名 | 助教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 3 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 旅行時間に関する統計的構造を明らかにしようとすると,原点未知の3母数分布についての母数推定問題が発生する。母数の交通工学的な意味付けをしようとすると,従来とは異なる母数の入れ方が必要とされる。この観点よりいくつかの3母数分布に関する母数推定の問題を研究する。この成果に基づいて旅行時間の実測データから,旅行時間についての統計的構造を明らかにし,行政上必要とされる基本的な判断材料を提供する。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 岩瀬晃盛、田口メソッドにおけるSN比の再定義への一つの試み, Technical Report No.95-D1, Department of Applied Mathematics, Hiroshima University, October 1995. | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 研究代表者金藤と共同研究者岩瀬は対数正規分布と逆ガウス型分布の従来とは異なる原点未知3母数化を行い,母数推定問題を研究してきた。この成果に基づいて回帰モデルを構築し交通工学における旅行時間の構造分析を行う。回帰モデルでの統計的推定問題については理論的な考察が必要とされるので金藤と岩瀬との共同作業が必須である。これは統計数理研究所の豊富な文献の利用が前提とされ,さらに解析的な研究のみならず計算機の利用を前提とした数値的な研究もなされる。一方,旅行時間の膨大な実測データを共同研究者浦野に提供を求め,開発されたモデルに基づいて統計的データ解析がなされる。従って,異なる研究組織に属する3研究者の共同研究として,本研究所での研究は学問的にも地理的にも適切であると思われる。なお,浦野より提供される実測データは行政上得られたものであり,極めて質の高いデータであるが故に本共同研究のような解析が行政的にも望まれているものである。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 岩瀬 晃盛 | 広島大学 | 
| 浦野 隆 | 建設省土木研究所 |