平成111999)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

11−共研−1011

専門分類

5

研究課題名

サンプル数が少ない状況下における特徴抽出法に関する研究

フリガナ

代表者氏名

ハマモト ヨシヒコ

浜本 義彦

ローマ字

Hamamoto Yoshihiko

所属機関

山口大学

所属部局

工学部

職  名

教授

所在地

TEL

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研究目的と成果(経過)の概要

二次識別器は統計的パターン認識における代表的な識別器の一つである。実際には、利用できる訓
練サンプルのみを用いて、平均ベクトルと共分散行列を推定しなければならない。しかしながら、訓
練サンプル数は少ないために、これらの推定値には推定誤差が生じる。Fukunagaは二次識別器のしき
い値を可変にすることで、推定誤差を許容した識別器を提案した。しかしながら、Fukunagaはその識
別器による識別性能の改善の可能性を示唆したに過ぎず、実際にしきい値を求める方法についてまで
は言及していない。
 そこで、本研究では、ブートストラップサンプルを用いることによって、このしきい値を定める手
法を提案した。本手法を用いることで従来よりも識別性能が高い二次識別器を設計することができ
た。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

宮本貴宣,浜本義彦,三谷芳弘,"ブートストラップサンプルを用いた二次識別器の設計",
2000年IEEE広島学生シンポジウム論文集,pp.99-100
T.Miyamoto,Y.Mitani,and Y.Hamamoto,"Use of Bootstrap samples in Quadratic Classifier Design",
15th International Conference on Pattern Recognition,http://www.cvc.uab.es/ICPR2000/(採録決定)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

宮本 貴宣

山口大学大学院