平成232011)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

23−共研−4402

分野分類

統計数理研究所内分野分類

b

主要研究分野分類

7

研究課題名

シグナル性シンボルの循環とその生成メカニズムの社会科学分野に対する応用

重点テーマ

サービス科学の深化を支える統計数理科学

フリガナ

代表者氏名

ツバキ ヒロエ

椿 広計

ローマ字

Tsubaki Hiroe

所属機関

統計数理研究所

所属部局

データ科学研究系

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

研究協力者の今西徹氏を中心に、個人のシナリオ解釈に対する記号列による表現とその背後にあるダイナミックスについての研究をおこなった。
特に、今西氏のモデルを日本近代史の年表にあてはめる作業を行い、その妥当性を検証した。個人が持っている歴史的解釈を数理的に記述し、より焦点の絞った議論を行える一方法が提示てきたものと考えており、平成24年度にはこのプロセスをレポートとして発行することとした。
歴史解釈以外の一般的シナリオなどの解釈ないしは、力学的循環を有するシナリオの創出、今西氏のモデルを個人の一般的なシナリオ解釈に自動的にあてはめる方法、適合度評価基準については今後の課題となっている。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

第39回日本行動計量学会特別セッション
人間は進歩するが歴史は回転する
オーガナイザー:椿広計(統計数理研究所)
司会者:椿広計(統計数理研究所)
討論者:椿広計(統計数理研究所)
1.椿広計(統計数理研究所)オリエンテーション:統計科学と進歩主義
2.大澤幸生(東京大学)集団知の発見:進歩と回転との螺旋構造の加速
3.山岸拓也(東京大学)、大澤幸生(東京大学)移動経路を復元するランドマークの選択における個人知と集合知に関する考察
4.今西徹、歴史は回転する‐歴史への数理工学的アプローチ‐

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

本研究班が企画した日本行動計量学会特別セッション
2011年9月12日13:00-15:00 岡山理科大学、参加者訳50名
発表、椿、大澤、今西ほか1件(成果は上述)

共同研究者である大澤幸生氏は多忙なため、来所され研究打ち合わせを行ったのは、
2012年2月18日(土)のリスク研究NOE総会併設シンポジウムにとどまった。

しかし、以下のような研究会が実施された
2011/05/02,19:00-21:00 椿、大澤、今西:筑波大学東京キャンパス神保町仮オフイスセミナー室
2011/12/17, 16:00-17:00 椿、大澤、今西ほか大澤研2名:筑波大学東京キャンパス605室

研究協力者今西徹氏との研究会
2011/04/07,20:00-22:00 筑波大東京キャンパス神保町仮オフイスセミナー室
2011/06/30,17:00-18:30 統計数理研究所椿研究室
2011/11/10,18:00-19:00 統計数理研究所椿研究室





 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

大澤 幸生

東京大学