平成31991)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

3−共研−50

専門分類

6

研究課題名

電波干渉計データに基づく統計的画像形成処理

フリガナ

代表者氏名

イシグロ マキオ

石黒 真木夫

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

7 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

電波源像の形成過程に制御してより良質の画像を得る方法を研究する。


電波干渉計データに基づく像形成法CLEANへの情報量規準WIC応用の研究を進め、はじめて実データの解析に適用した。電波天文学の側から見ると、実用的な統計的推論の可能性が拓けたことを意味し、統計学の側から見ると、ブートストラップ法を利用した新しい情報量規準WICの有効性が確認されたことを意味する。
これは、WICの方法がさらに広い応用を持つ事を示唆し、今までに主観的な判断によるしかなかった。異なる方法による電波源分布推定結果の比較が情報量規準という共通の土台の上で可能になった事を意味する。この研究を継続して像形成法として有力なCLEAN法とMEM法の比較を試みる予定である。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

石黒真木夫、坂元慶行 WIC:An Estimator-Free Information Criterion,Res. Memo.No.410,May8,1991

石黒真木夫 くるしまぎれのデータ処理法の統計的評価(事例:電波干渉計データ解析)宇宙電波懇談会シンポジウム、1992年1月19日

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

情報量基準による画像形成過程の評価を活用して,種々の手法の比較,データ処理を制御するパラメータの最適な設定を行なう。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

石黒 正人

国立天文台

柏木 宣久

統計数理研究所

春日 隆

国立天文台

田辺 國士

統計数理研究所

近田 義広

国立天文台

森田 耕一郎

国立天文台