平成272015)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

27−共研−2084

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

7

研究課題名

基底意識構造の連鎖的比較調査 ‐伝統的価値観と身近な生活意識‐

フリガナ

代表者氏名

ツノダ ヒロコ

角田 弘子

ローマ字

Tsunoda Hiroko

所属機関

日本ウェルネススポーツ大学

所属部局

スポーツプロモーション学部

職  名

講師

配分経費

研究費

40千円

旅 費

0千円

研究参加者数

2 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

研究の概要・目的

 基底意識構造にあるLife(宗教観、生命観、人生観、生活の質)の洞察をさらに深め、文化の連鎖を日本のみならず他の地域へと、統計科学的実証的調査研究により、解析を発展させていく必要がある。調査から分析までの実践的パラダイムとしての「データの科学」の視点に立って、連鎖的国際比較を視野に、本研究では、特に調査対象を限定し基底意識構造の解析と今後の調査票の開発を目的とした。

研究成果(経過)

  1)基底意識構造を広範な観点から考察するため、連鎖的比較調査分析を念頭に、在日留学生に対する調査を実施。国内にある大学に通学する留学生を対象に調査を行った。質問紙は先行するアジア・太平洋価値観国際比較調査で用いた、調査票を用いた。日本では大学1年生にあたる留学生を対象に一斉に質問紙に記入してもらったが無回答が多くあった。

 2)特に、表層的な質問中心の調査(行動主義的指標)では明らかに出来なかった 「宗教的感情(伝統文化等)」への係わり合い方に焦点を当て、国際相互理解の一助となる基礎情報を与える分析を推進させ、 3)収集した「基底意識構造調査」の情報を中心に、既存の「意識の国際比較調査データ」等と併せ論文、学会発表を行った。
 2)、3)の成果は、国内2つの学会において、それぞれ「国際比較調査」と「中間的な質問がある場合の比較検討」に焦点を当てた発表を行った。また、これらの成果は、下記の論文に掲載した。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

論文

中間的な回答がある質問の比較検討,教育研究フォーラム, 第7号, p.55-58. 2016年3月.

学会発表

日本及びベトナム調査の比較検討?中間的な回答がある場合?, 日本行動計量学会, 首都大学, 2015年10月.

「国際比較調査におけるソーシャル・キャピタルの指標」, 日本公衆衛生学会, 長崎ブリックホール, 2015年11月.

学生のライフスタイルに関する研究?その6.専門学校の新入生のライフスタイルの年次比較(平成25年度~平成27年度)学校保健学研究Vol.57 Suppl. 2005. P.126, 一般財団法人学校保健学会第62回学術大会、岡山コンベンションセンター, 2015年11月.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関