平成21990)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

2−共研−87

専門分類

8

研究課題名

ラテン・アメリカに於ける対日イメージ調査の分析

フリガナ

代表者氏名

ニシヒラ シゲキ

西平 重喜

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

職  名

名誉所員

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

6 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

ラテンアメリカ7ケ国の対日イメージ調査の実施について,上智大学を中心とする研究者グループは,トヨタ財団から助成金を受けることになった。このグループはラテン・アメリカ各国の専門家ではあるが,統計調査の分析については必ずしも十分ではない。そこで調査データの分析,統計的処理について,共同研究をしたい。


予定通り7ケ国の都市において調査が完了し,そのうち7都市の集計分析を,この共同研究により実施した。
その成果として
1)コロンビアでの1988年の予備調査の結果と,今回のコロンビアの調査結果の差は小さく,調査の信頼性が高い。
2)都市間の相違が大きく,同一都市の学生と社会人の意見の差は小さい。
3)親日度は都市により,項目の差がかなり大きい。
4)全質問を通じて比較すると,リマ,メキシコ市,ティファナ,サンホセの親日度が高く,ボゴタ,カラカスがこれにつぎ,ブラジリア,サンパウロ,ブェノスアイレスが低い。すなわち太平洋国家の方が,大西洋国家より親日度が高く,日系社会,貿易,投資などより,この差の方が大きい。
以上


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

上述のように,国際的調査では,現地の事情によく通じているものがいることは不可欠であるが,データの統計的処理の熟練者との相互協力も必要である。西平は統計数理研究所在職当時,研究所側の3協力者と共同して調査データの解析に当っていたので,この調査の分析にも,3人の協力を得たい。またこの3人にとっても,ラテン・アメリカの調査の経験は,将来の国際比較調査の場合により経験となるものと思われる。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

Andrade Gustavo

上智大学

大隅 昇

統計数理研究所

狐崎 知己

上智大学

坂元 慶行

統計数理研究所

中村 隆

統計数理研究所