平成172005)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

17−共研−1004

専門分類

3

研究課題名

POSデータにおける価格反応分析

フリガナ

代表者氏名

コンドウ フミヨ

近藤 文代

ローマ字

Kondo Fumiyo

所属機関

筑波大学

所属部局

システム情報工学研究科

職  名

講師

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

この研究では曜日変動と2つの短期的な効果に焦点をあて、実際のPOSデータを使って、曜日変動および値下げ効果を抽出し、販売量を予測するための状態空間モデルを開発した。本研究では現在欧米のマーケティングに関する文献で主流になりつつあるMCMC法による階層ベイズ手法を用いた。従来の典型的モデルでは、モデルの期間中、ブランド数を固定し、パラメータを期間中一定とするのが一般的である。しかし、ビジネス社会においては、新規ブランドが参入し、パラメータも新規ブランド参入によって変わるのが常である。HARALD(2004)は週次のPOSデータに関して動学的なモデルを構築したが、本研究では、曜日効果もいれたモデル構築することを目的とした。

これまでは状態空間モデルをベースとして日次POSデータの短期的な効果を適切に扱うことができるモデルの開発および分析に主眼を置いてきました。今回は現在欧米のマーケティングの文献で用いられているMCMC法による階層ベイズ手法を用い、さらに曜日効果を導入するとどのような結果が得られるかについて研究を行った。平成18年3月までには牛乳のデータを用いて曜日効果もいれたモデル化を行った。今年の9月までにさらにビールと発泡酒のデータを用いて分析する予定である。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

9月に行われる2006年度統計関連学会連合大会で発表を行う予定である。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

北川 源四郎

統計数理研究所