平成91997)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

9−共研−120

専門分類

7

研究課題名

General State-dependent Modelの医学応用に関する研究

フリガナ

代表者氏名

オザキ トオル

尾崎 統

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

心拍の波のピークとピークの間の間隔のデータの時系列モデルを用いた特徴づけの替りに心拍の波そのもののモデル化、非線形力学系によるモデル化をめざす。


心臓の拍動の波を記録した心拍時系列データの非線形性の特徴付けの研究に取り組んだ。パターンの違う4種類の典型的な心拍時系列データに拡張ExpARモデルの一種(フィードバックモデルに拡張したもの)をあてはめモデルの同定と合わせて同定したモデルのシミュレーションを行い同じパターンが再現できることを確認できた。
非フィードバック型拡張ExpARモデルとフィードバック型拡張ExpARモデルとをいかに判別するかの問題に対する答えがAICの比較だけでうまくいくという見方に関しては、このようなデータとモデルが非常に非線形性の強い複雑な場合にかなり否定的数値結果が多く出ており、現在もいろいろな角度から検討中。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

立石 隆子、和田孝雄、尾崎統「脳波の非線形ダイナミクスの時系列解析」、
日本ME学会、部会報告集、
立石隆子、和田孝雄、尾崎統「脳波の非線形ダイナミクスの時系列解析」、
日本ME学会、部会

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

心拍データ及びそれと密接に関連する血圧の時系列データを病院でそろえ、当研究所で開発された非線形時系列モデルを用いモデルのあてはめ、解析を行なう。解析結果は随時病院側で医学的観点から検討し問題点を指摘する。それに基づき新しいモデルの開発なども試みる。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

佐藤 整尚

統計数理研究所

立石 隆子

稲城市立病院

和田 孝雄

稲城市立病院