平成292017)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

29−共研−2042

分野分類

統計数理研究所内分野分類

e

主要研究分野分類

3

研究課題名

マイクロシミュレーションによる(大腸)がん罹患率・死亡率の変動予測: がん対策の優先順位

フリガナ

代表者氏名

フクイ ケイスケ

福井 敬祐

ローマ字

Fukui Keisuke

所属機関

地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター

所属部局

がん対策センター

職  名

研究員

配分経費

研究費

40千円

旅 費

131千円

研究参加者数

6 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究はマイクロシミュレーションを用いて大腸がんの罹患率や死亡率の変動を様々な介入効果の影響を考慮したうえで試算し、介入効果の大きさを比較することでがん対策における優先順位の指標として活用することを目的とした。

現在のところ, 本研究により, 大腸がんにおけるマイクロシミュレーションモデルに対して, 国民生活基礎調査のデータより集計を行った, 検診受診機会(市町村検診,職域検診)別の年齢階級別検診受診率を組み込むことで, シミュレーションもでるの精密化を行った. また, 検診対象年齢の上限設定に活用を行うため, 現状では79歳までであった年齢上限を99歳まで延ばし, 今後の応用に適したモデルへと改善を行った。

現段階でのモデルによる成果の一つとして, 検診受診率および精検受診率を我が国が目標値として定める程度まで上昇させた場合の, 大腸がんによる死亡率減少効果を試算している.



 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

学会発表:
福井敬祐他,『マイクロシミュレーションモデルを用いた大腸がん検診上限年齢の設定

』第28回日本疫学会学術総会(福島), 2018.2 講演予定

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

テーマ:マイクロシミュレーションによる(大腸)がん罹患率・死亡率の変動予測:がん対策の優先順位打ち合わせ

日時:2018年1月24日(予定)

場所:統計数理研究所

参加者数:6人(予定)

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

伊藤 ゆり

地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター

伊森 晋平

大坂大学

加茂 憲一

札幌医科大学

坂本 亘

岡山大学

野間 久史

統計数理研究所