平成122000)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

12−共研−2013

専門分類

2

研究課題名

次世代統計システムJaspの開発

フリガナ

代表者氏名

コバヤシ イクノリ

小林 郁典

ローマ字

Kobayashi, Ikunori

所属機関

徳島文理大学

所属部局

工学部

職  名

助手

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

6 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究は、Java言語ベースの次世代統計システムJaspの開発を目的としている。Jaspの特徴は、(1)ワープ
ロのような易しいGUI、(2)ネットワーク上のマシンに処理を分散させる機能、(3)機能拡張のための言語、(4)
プログラム資産(TIMSAC等)の活用機能、などである。
 平成12年度は、Jaspの基本機能の実装を中心に研究を進めた。具体的には、データ解析に特化させた専用
言語、サーバ・クライアント形式の分散処理、解析履歴を視覚的に把握できるという特徴を持つユーザインタ
ーフェース、データマイニングやビジュアライゼーション等を含めた代表的な統計手法、などの実装及び改良
を行うことができた。まだ若干の問題は残されているが、基本的操作は問題なく動くように開発した。
 また、広く外部の意見を取り入れることができるように、JaspのWebサイトを一般に公開した(http://jas
p.ism.ac.jp/)。Jaspは、このサイトから無料でプログラムをダウンロードすることができる。そして、Java
が動く環境であれば、どこでもJaspを使用することができる。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

(1)J.Nakano,T.Fujiwara,Y.Yamamoto and I.Kobayashi:A statistical package based on Pnuts,COMPSTAT
2000 pp.361-366.
(2)I.Kobayashi,T.Fujiwara,Y.Yamamoto and J.Nakano:The Language and the Extendibility of the Statistic
al System Jasp,ISM Symposium 2001 -statistical software in the internet age- pp.65-74
(3)Y.Yamamoto,J.Nakano,T.Fujiwara and I.Kobayashi:A Mixed User Interface for a Statistical System,IS
M Symposium 2001 -statistical software in the internet age- pp.33-42
(4)T.Fujiwara,J.Nakano,Y.Yamamoto and I.Kobayashi:The language of a statistical system Jasp,日本計
算機統計学会第14回大会論文集 pp.116-119.
(5)小林郁典,山本由和,藤原丈史,中野純司:統計解析システムJaspとXML,日本統計学会研究部会
「統計学におけるインターネットの利用」第5回集会。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

佐藤 健一

広島大学

中野 純司

統計数理研究所

藤原 丈史

総合研究大学院大学

宿久 洋

鹿児島大学

山本 由和

徳島文理大学