平成302018)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

30−共研−2076

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

9

研究課題名

学校教育における統計教育方法とその評価

フリガナ

代表者氏名

フジイ ヨシノリ

藤井 良宜

ローマ字

Fujii Yoshinori

所属機関

宮崎大学

所属部局

教育文化学部

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

104千円

研究参加者数

7 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究では新学習指導要領に対応した教育方法の開発やその評価方法の開発を目的として研究を進めてきた。新学習指導要領は、2020年より小学校で、2021年度より中学校で本格的に実施される予定であり、現在それぞれの学校で準備が進められている。本研究の分担者は、それぞれの研究として、新学習指導要領に対応した教育方法の開発に努めており、2018年7月に京都で行われた国際統計教育会議ICOTS10では、共同研究参加者全体で6件のinvitedと1件のcontributed の発表を行った。また、日本科学教育学会でも積極的に発表を行っている。評価方法については、大学生を対象とした「統計に対する態度」の調査結果を藤井が統計関連学会連合大会で発表し、その中学生版の質問紙の開発についても、2019年3月に行われた統計教育の方法論ワークショップでも発表している。大学生版については、すでにWebサイトでの調査が可能となっており、少しずつ利用者が増えている状況である。また、中学生版についてもすでに完成しており、今後その調査票の特性を検討していく予定である。
 また、平成31年3月4日には、統計数理研究所において5名の共同研究参加者で、今年度の研究成果について、議論を行った。今回の学習指導要領の改訂においては、統計的な問題解決に焦点が当てられており、授業の中で統計的な問題解決をどのような形で実施していくのか、という点について活発な議論を行った。このような議論に基づいて、今後も研究をそれぞれ行っていき、情報交換を続けていくことになった。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

国際統計教育会議 ICOTS10
https://icots.info/10/
日本科学教育学会第42回年会
 http://www.jsse.jp/jsseam/modules/note4/
第16回統計教育の方法論ワークシップ
 https://estat.sci.kagoshima-u.ac.jp/SESJSS/edu2019.html
 

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

共同研究研究打ち合わせ
平成31年3月4日(月)
統計数理研究所にて
参加者 5名


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

青山 和裕

愛知教育大学

小口 祐一

茨城大学

川上 貴

宇都宮大学

田村 義保

統計数理研究所

逸見 昌之

統計数理研究所

松元 新一郎

静岡大学