平成27(2015)年度 一般研究2実施報告書
課題番号 |
27−共研−2005 |
分野分類 |
統計数理研究所内分野分類 |
a |
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主要研究分野分類 |
3 |
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研究課題名 |
臨床データに基づく腫瘍の発生・進展モデルの開発 |
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フリガナ 代表者氏名 |
ニシヤマ ノブアキ 西山 宣昭 |
ローマ字 |
Nishiyama Nobuaki |
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所属機関 |
金沢大学 |
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所属部局 |
大学教育開発・支援センター、自然科学研究科 |
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職 名 |
教授 |
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配分経費 |
研究費 |
40千円 |
旅 費 |
40千円 |
研究参加者数 |
3 人 |
研究目的と成果(経過)の概要 |
代表的なリンパ球系の腫瘍である慢性リンパ球白血病(chronic lymphocytic leukemia, CLL)では、感染に対する応答不全、自己免疫、炎症反応の昂進など免疫の変調を伴う。CLLの病期の進行とともに炎症の指標である炎症性サイトカインの昂進が認められる。また、CLL患者ではNK細胞、CD4T細胞、CD8T細胞など免疫細胞の細胞数が健常者とは異なり、これらがCLL患者の生存期間の予測因子となることが明らかにされている。このようにCLL細胞の増殖や生存に炎症の昂進や細胞性免疫の変調が関わっていることを示唆する知見が得られている。本研究では、腫瘍の発生・進展に対する炎症の寄与を理解するためのモデルとしてCCLを対象とし、CLLの病態の進展を説明し抗炎症剤の効果を予測できる数理モデルの開発を目的とした。 |
当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) |
現時点では、予備的な結果も含めて研究成果の発表は行っていないが、現在、本研究において構築した常微分方程式モデルのダイナミクスについて明らかになった知見を論文としてまとめている。 |
研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 |
研究会は開催していない。 |
研究参加者一覧 |
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氏名 |
所属機関 |
西山 義晃 |
金沢大学 |
三分一 史和 |
統計数理研究所 |