平成51993)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

5−共研−79

専門分類

7

研究課題名

ハイリスク妊娠と児の予後の予測の検討

フリガナ

代表者氏名

ヤナイハラ タクミ

矢内原 巧

ローマ字

所属機関

昭和大学

所属部局

医学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

7 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

児の予後を推定することは産科学上、最も重要な課題である。特に各種のハイリスク妊娠においては母体の既往・現症のみならず多種の胎児情報を数量化し多変量解析等による統計処理によって集約し児の予後を推定し分娩に対処する必要がる。


児の予後の推定は産科学上最も重要な課題である。特に各種、例えば妊娠中毒症、胎児発育遅延、母体の既往症など異常が予測されるハイリスク妊娠では、生化学的、超音波学的検査による胎児情報は多いがこれらを数量化し統計処理によって集約する方法はない。
現在、患者背景のリスク因子、生化学的ホルモン検査値(ステロイド値など)、児の予測体重、臍帯や胎児及び胎盤血流波形(RI値)、更に最近では児の心機能(NST)及び児血中pH測定など検査項目は増え、個々のデータについてretrospectiveな胎児予後との関連は徐々に明らかとなった。
今年度は臨床データの収集を重点的に行った。現在、多変量解析による因子の抽出、多次元グラフを用いて児の予後の測定の数量化を計画している。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

(1)患者背景によるリスクファクター(既往症、合併症、中毒症の程度など)を抽出し更に物理的・生化学的な胎児情報とともに統計的な数量化を計る。(2)データーを分類、整理し解析のための基礎資料とする。(3)これらの情報を多次元グラフ解析によって表現する。(4)分娩方式、児の予後からretrospectiveに上記解析との関連性を考案し実地臨床における応用の妥当性について検討を加える。
本研究には臨床データーの収集を昭和大学病院(矢内原 他)において行い、多次元グラフについては統数研(馬場)及び多変量解析による因子の抽出(杉山、鈴木(和))の協力が必要である。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

河合 清文

昭和大学

斎藤 裕

昭和大学

杉山 高一

中央大学

鈴木 和幸

電気通信大学

鈴木 真

昭和大学

馬場 康維

統計数理研究所